良い家電が欲しいと思って調べていると、よくオススメしているのがドラム式洗濯機です。
このブログでも買ってよかった家電ランキングで2位に紹介しています。
ですが、ドラム式洗濯機について調べていると、「買って後悔した」「二度と買わない」という意見も。
そうなると、
- 「ドラム式洗濯機が自分に向いているのかどうかわからない」
- 「高い買い物になるから後悔したくない」
- 「結局、縦型洗濯機とどっちが良いんだ」
って思いますよね。
この記事では、このような悩みを抱えている方へ向けて、私なりのドラム式洗濯機のデメリットは何か、向いていないのはどんな人かを解説します。
私は縦型洗濯機からドラム式洗濯機に変えて大満足ですが、こんな人には向かないだろうなっていうのがわかってきました。
ドラム式洗濯機の最大のメリットは乾燥機能。
乾燥ができない環境ならいらないです。
安物を選んでしまって、洗濯しても汚れが落ちないとか、使いづらいとかで後悔するのは勿体ないので、おすすめの機能や選び方も紹介します。
ドラム式洗濯機のメリット・デメリット
乾燥が最大のメリットになりえますが、他にもメリットはあるしデメリットもあります。
乾燥機能をうまく使えない場合はドラム式洗濯機が向いていません。
結局は乾燥が決め手。
ドラム式洗濯機のデメリット
いまだに縦型派がいるということは、ドラム式にも劣る点があるということ。
良いことしか言わない人は信用しちゃいけません。
- 本体価格が高い
- サイズが大きい
- 脱水時の振動が大きい
- フィルター掃除が頻繁に必要
- 柔軟剤の香りが付きづらい
- 洗濯物の取り出しが腰に来るかも
- 乾燥容量は多くない
本体価格が高い
ドラム式洗濯機は縦型よりも高価です。
私が買ったパナソニックの最上位モデルは37万円しました。
洗濯機の寿命が7年くらいと言われているので、365×7=2555日。
37万だと1日当たり145円くらいの計算になります。
乾燥機能に1日145円は私はありがたいですが、普通の感覚なら高いはずです。
ドラム式洗濯機を購入する際はコスパの意識が大事になってきます。
最新のパナソニックのドラム式洗濯機だと下から2番目のモデルがコスパ良さげ。
サイズが大きい
ドラム式洗濯機は縦型よりも本体サイズが大きい場合が多く、購入時は注意が必要です。
パナソニックは一般的な防水パンに収まるように設計してくれていますが、底部が狭いだけで本体は前に出てきます。
自分の家の洗濯機置き場に合うかどうか確認が必須です。
ドアが開くので結構なスペースが必要になります。
脱水時の振動が大きい
洗濯や乾燥時はたいしたことないですが、脱水の時はマジで超揺れるので注意です。
ランドリーラックを洗濯機に当たるように設置していると物が落ちます。
脱水がうるさいので脱水時間を最小にしていますが、しっかり乾くので脱水時間は短くして良いと思います。
振動が気になりそうなら対策グッズの使用がオススメ。
洗濯機を設置した後に取り付けるのは大変なので、洗濯機と同時にした方が良いです。
フィルター掃除が頻繁に必要
説明書通りだと1回の乾燥で1回フィルターの掃除をする必要があります。
フィルターは簡単に取り出せるようになっているし、ティッシュでサッと拭き取れば終わりなので5秒くらいで済みます。
洗濯物を干すより遥かに楽ちんなので大きなデメリットにはなりませんが、ズボラな人は面倒に感じてくるかも。
我が家の場合、だいたい3回の乾燥でフィルターいっぱいにホコリが付くので、3日に1回くらいしか掃除してません。
柔軟剤の香りが付きづらい
洗濯時の水の量や乾燥の影響で香りが付きづらいです。
縦型の時より香りがしにくく感じます。
私はイヤなニオイがしないなら柔軟剤もいらない派なので気にしていません。
洗濯物の取り出しが腰に来る
ドラム式洗濯機は取り出し口が横にあるので、洗濯物を取り出すときにかがむ必要があります。
洗濯物を取り出すたびにかがむのは腰にダメージがありそうです。
私は183㎝で腰のヘルニア持ちですが、今のところは悪化したりすることはありません。
160あるかないかくらいのヨメちゃんは楽そうに取り出しています。
乾燥容量は多くない
これが一番のデメリットです。
どのメーカーでも洗濯容量が12㎏とかでも乾燥の容量は6㎏とかになります。
6㎏だと3人家族でギリギリになるくらいです。
多少超えても乾燥できたりしますが、しっかり乾燥できないならドラム式洗濯機を買う必要はありません。
ドラム式洗濯機のメリット
実際に私が使用していて感じるメリットを中心に話しますが、世間一般で言われているメリットも合わせて紹介します。
- 乾燥まで終わる事
- 節水=洗剤も少なくて良い
- 服がフワフワになる
- 天候や花粉の影響を受けない
- 服が絡まらない
- 本体上部に物が置ける
乾燥まで終わる事
ドラム式洗濯機の最大のメリットです。
ボタンを1回押すと洗濯という家事がほとんど終了し、あとは畳むだけです。
わざわざ干していたのがあほらしく感じます。
まともに乾燥できない縦型は、洗濯が終わってからすぐに干さないと生乾き臭がしてきます。
ドラム式洗濯機なら放っておいても乾くので時間に縛られません。
節水=洗剤も少なくて良い
ドラム式洗濯機は、洗濯槽の下にちょこっと水を溜めて洗うので縦型洗濯機より節水になります。
水の量が少ないと、混ぜる洗剤の量も少なくて良くなります。柔軟剤も同じです。
服がフワフワになる
ドラム式洗濯機を始めて使ったときに一番感動したのが、その仕上がり具合です。
特にタオルはフワッフワになります。
グルグル回しながら乾燥するので空気が含まれたフワフワな感じに仕上がるそう。
天気や花粉の影響を受けづらい
共働きや一人暮らしにうれしいのが、急な雨など関係なく乾くことです。
家に誰もいなくてもちゃんと乾きます。
我が家ではヨメちゃんが花粉症なので、外で干すと花粉が付いてしまいかわいそうでした。
ドラム式にすると窓すら開けなくなるので影響を受けづらくなります。
服が絡まらない
縦型とドラム式のどちらが服にダメージを与えるかは色んな意見があります。
ただ、洗濯後に服が絡まりまくってしまうのは縦型の方です。
ドラム式洗濯機で服が絡まったまま出てくることはありません。
摩擦が少ない方が服へのダメージも少なく済むと思っています。
本体上部に物が置ける
ドラム式洗濯機は横に扉が開くので上面に物を置いても邪魔になりません。
と言っても洗濯中は振動するので飾りを置いたりするのは厳しいです。
我が家では洗濯が終わったら、その場で服を畳んで洗濯機の上に置いていくようにして使っています。
わざわざ洗濯カゴに移して場所を移動して畳み始めるなんてことはしません。
向き不向きは洗濯物の量で判断
デメリットの最後で話した通り、ドラム式洗濯機の乾燥容量は多くはありません。
有名メーカーの1番容量が大きい洗濯容量と乾燥容量は以下の通りです。
洗濯容量 | 乾燥容量 | |
パナソニック | 12㎏ | 6㎏ |
シャープ | 11㎏ | 6㎏ |
日立 | 12㎏ | 6㎏ |
上記の通りどのメーカーも乾燥できるのは6㎏までになっています。
あなたの普段の洗濯物量が6㎏より多い場合は乾燥機能が使えない可能性があります。
目安として、1人当たりの洗濯物量は1.5㎏とされています。
しかし、これにはバスタオルなどが入っていません。
【向いている人】人数が少ない家庭
冬の服は厚手だったりすることを考えると、3人ぐらいまでが理想だと思います。
両親+小さい子供2人とかだと大丈夫だとは思います。
縦型洗濯機の送風乾燥の検証の記事を書くときに2人暮らしの洗濯物量を測りましたが、この時の洗濯物の量が4.5㎏です。
安心できるのは3人家族まででしょう。
【向いていない人】4人以上の家族
2人暮らしで1日の洗濯量が4.5㎏なので、余裕が持てるのはせめて3人家族までです。
4人家族はなんとか乾燥できるかもってライン。
6kgという乾燥容量は結構シビアで、4人家族で子供が部活動をしていたら諦めるレベルです。
この場合は洗濯機と乾燥機を分けた方が良いと思います
乾燥機を買う選択肢もアリ
縦型洗濯機+乾燥機問選択肢も悪くありません。
洗濯物の量が多いならむしろ賢いと思います。
ドラム式のようなタンブル乾燥タイプの物もありますが、衣類乾燥除湿機もおすすめします。
干す手間からは逃げられませんが、タンブル乾燥では乾かせない服も乾かせるようになります。
縦型にはもう戻りたくない
私は縦型洗濯機からドラム式洗濯機に買い替えた結果、大成功でした。
どちらの洗濯機についてもブログで記事を書いています。
縦型(全自動)洗濯機もを2年も経たずに買い替えてしまいましたが、それでもドラム式にしてよかった感じます。
一番の差は乾燥機能
縦型がどうやってもドラム式に勝てないのは乾燥機能です。
家事をめちゃ楽にしてくれます。
「ボタンを押すと洗濯という家事が終わる」これが最大のメリットです。
逆に洗濯物を乾燥できないような家庭の人は損します。
ドラム式洗濯機は値段が高いので、乾燥できないなら他のメリットがあってもお金の無駄です。
電気代や水道代は変化なし
ドラム式洗濯機は水の使用量が少ないので節水になります。
乾燥機能を使用すると電気代が掛かりますが、電気代と水道代を足した場合はドラム式も縦型洗濯機も大きな差は感じません。
実際の金額は以下のようになっていました。
実際に来た請求額なので洗濯機以外の使用分も含まれます。(冷暖房の使用頻度が少なそうな4月で比較)
- 2022年の4月(縦型洗濯機) 3660(水道代)+5744(電気代)=9404円
- 2023年の4月(ドラム式洗濯機) 3420(水道代)+4122(電気代)=7542円
上記のように、ドラム式に変えて乾燥機能を使うようになったらランニングコストが高くなるようなことはありません。
体感では全く変わらないなという感じ。
コストが変わらないなら乾燥までしてくれた方が良いに決まってます。
ドラム式洗濯機の選び方
しっかりと乾燥できるならドラム式洗濯機が買った方が良いです。
選ぶべき機能は以下の通り
- 乾燥がヒートポンプ乾燥
- 乾燥容量
- 洗剤の自動投入機能(できれば)
ヒートポンプ乾燥が一番電気代が安く済むし、しっかりと乾かすこともできます。
乾燥容量がしっかりと洗濯物の量にあっているなら大丈夫。
私が使用しているのは以下の記事から。
買ってよかった家電ランキング
ドラム式洗濯機は2位にランクインしています。
生活が楽になる家電を知りたいという方は参考に読んでみてください。