評価:4.5
電動歯ブラシって便利そうに感じているけれど、購入優先度的にはかなり後回しになりがちな家電ですよね。
私もそう思っていて、歯医者で働いていた経験のあるヨメちゃんに欲しいと言われても購入に踏み切れませんでした。
しかし、クリスマスプレゼントにヨメちゃんから二人分の電動歯ブラシを求められたことで購入し、なんでもっと早く買わなかったのかと思うほど便利な家電でした。
私の知人にすんごい金持ちがいるんですが、「電動歯ブラシはマジで革命」と言うほどでしたので、時間を大切にする金持ちからも高評価です。
- 電動歯ブラシの効果
- おすすめの電動歯ブラシ
- 使い方や歯磨き粉について
普通の歯ブラシで20分磨いて出る汚れと同じレベルの汚れが電動歯ブラシだと2分磨けば出るので、効率を求める人には超おすすめ家電です。
個人的には時短家電3種の神器の食洗器よりも時短の面では優秀だと感じました。
電動歯ブラシは効果抜群だ!

電動歯ブラシの効果が本当にあるのか気になりますよね。
家電の中では安い方とはいえ、今まで手動で磨いて不便は感じたことないのに、お金を出す価値があるのか悩むと思います。
結果としては効果あるのでお金出す価値ありです。
そこまで高くない家電なのに、人の手で磨くより早くキレイにできるのですから。
購入してから知ったことですが歯磨き粉なくても良いです。
コスパとタイパの両方を兼ね備える最強家電です。
デメリットは携帯性と収納です。
電動歯ブラシのメリット

電動歯ブラシのメリットは以下の点です。
- しっかり磨ける
- 時短になる
- 歯磨き粉なくても良い
しっかり磨けるのに時短になるのすごくないですか?
電動歯ブラシは手で歯ブラシを動かすよりも効率的に歯垢を除去します。
何なら効率的過ぎて長く歯磨きすることは推奨されません。
歯科医が推奨する電動歯ブラシでの歯磨き時間は2分~4分です。
たったこれだけの時間で手動で20分くらい磨いたときと同じくらい汚いうがいの水が出てきます。
電動歯ブラシは歯磨き粉なくても良いそうです。
歯磨き粉が切れたときや歯磨き粉代すらケチりたい人にはもっと便利かも。
電動歯ブラシのデメリット

電動歯ブラシのデメリットは以下の点です。
- 携帯性が微妙
- 収納スペースが必要
- 本体&替えブラシが高価
電動歯ブラシは普通の歯ブラシよりサイズが太く長いものがほとんどです。
ですので携帯性はかなり悪くなります。
携帯用のケースもありますが眼鏡ケースよりもでかいサイズ感です。

また、家に置いておく場合も収納スペースは必要です。
普通の歯ブラシホルダーには入りませんし、充電台の大きさも考えると思っているより不便で、洗面台の歯ブラシ収納スペースに入らないことも十分あり得ます。
わが家が引っかけるタイプの歯ブラシホルダーにブラシを引っかけています。
本体は別の収納棚に置くことで収納スペースを確保できました。
本体とブラシを接続したままだとかなり長いです。


本体が高価なのは仕方ないとして、継続的に購入する必要のある替えブラシもそれなりのお値段がします。
どこでも替えるブラウンの替えブラシで4本(1年分)が3000円ほど。
電動歯ブラシのメーカーごとの特徴

実際に私が電動歯ブラシを購入するにあたり、どのメーカーが良いのか調べていたので、私なりの調査結果をご紹介します。
電動歯ブラシで定番なメーカーは以下の3つです。
- ブラウン 「オーラルB」
- パナソニック 「ドルツ」
- フィリップス 「ソニッケアー」
「」内は電動歯ブラシ商品のブランド名です。
ほかにも電動歯ブラシはかなり多くのメーカーがありますが、家電の買い物においては定番メーカーが間違いありませんのでおすすめです。
それぞれの特徴をご紹介します。
ブラウン(Oral-B) | フィリップス(ソニッケアー) | パナソニック(ドルツ) | |
---|---|---|---|
振動方式 | 回転+上下振動(3D) | 音波振動 | 音波+超音波振動(モデルによる) |
磨き心地 | パワフル・強め | ソフト・なめらか | 繊細・やさしい |
歯垢除去力 | 非常に高い | 高い | 高い(歯周病対応重視) |
音・振動 | やや大きい | 比較的静か | 静か |
操作性・形状 | 丸型ヘッド | 細長ヘッド | スリム・日本人向けヘッド |
スマホ連携機能 | あり(上位モデル) | あり(上位モデル) | 一部モデルにあり |
ブラウン 「オーラルB」

ドイツのブラウン社(製造はP&G)は、世界的に有名な「回転式」電動歯ブラシのパイオニアです。
特徴
- 丸型ブラシヘッド:歯1本1本を包み込んで磨く
- 左右反転の高速回転+上下振動(3Dアクション)で物理的に歯垢を除去清掃力が非常に高い(手磨きの最大100%アップというデータも)
- 2万円以上の機種ではスマホアプリ連携・AI磨き残し検知もあり
向いている人
- 虫歯予防重視の人
- しっかりした磨き心地が好きな人
- 力を入れて磨きがちな人(過圧センサー付き)
注意点
- 回転が強いため、歯茎に優しくはない
- 音や振動がやや大きめ
パナソニック 「ドルツ」
日本のパナソニック社が開発する、日本人向けの超音波・音波振動式電動歯ブラシ。
特徴
- 日本人の口腔サイズや歯並びに合った設計
- 極細毛・細型ヘッドが歯間や歯周ポケットに届きやすい
- 「ヨコ磨き」を再現した独自の磨き方(歯科医の指導に近い)
向いている人
- 歯周病・歯肉炎が気になる日本人
- 繊細で静かな磨き心地を求める人
- 奥歯や細かい部分も丁寧に磨きたい人
注意点
- 海外製に比べてパワー感はやや控えめ
- モデル数がやや少ない
フィリップス 「ソニッケアー」
オランダのフィリップス社が製造する「音波振動式」電動歯ブラシです。
特徴
- 毎分約31,000回の高速音波振動+流体力学で歯垢を浮かせて落とす
- 歯や歯茎へのダメージが少ないマイルドな磨き心地
- 上位モデルはブラシの自動認識、スマホ連携など高機能ブラシヘッドが細長く、手磨きに近い動作も可能
向いている人
- 歯周病・歯肉炎を予防したい人
- 歯列矯正中の人(矯正用ブラシもあり)
- 優しい磨き心地を求める人
注意点
- 磨いている実感が少なく感じる人も(優しいため)
- 替えブラシがやや高め
おすすめはブラウンの「オーラルB io」シリーズ

結局私が選んだのはブラウンの「オーラルB io」のものでした。
定番メーカーのなかでブラウンを選んだのは以下の点です。
- 電動歯ブラシの王道
- 定番すぎてどこにでも替えブラシが売っている
- 商品ラインナップが多いので予算に合わせやすい
お得なセット商品とかもあるので購入を考えるのであれば、商品ラインナップをしっかりチェックすることをお勧めします。
私とヨメちゃんで同じものの色違いを購入していますが、私のものは携帯ケースまでついてヨメちゃんの単品より安く購入できました。
私は本体黒&携帯ケースで1万5000円で、ヨメちゃんはピンク本体のみで2万円です。

電動歯ブラシの王道

先ほど紹介したように、ブラウンは電動歯ブラシのパイオニア的存在で、電動歯ブラシといえばこのメーカーって感じです。
ほかの家電のパイオニアでいうとロボット掃除機はルンバ、ゲーム機はファミコンみたいな感じで、よく知らない人はとりあえず全部その名前で呼ぶレベルです。
ブラウンの中でも値段ごとに幅広く展開されているのが「io」シリーズです。
このシリーズには1万以上からにはなりますが、しっかりした性能を予算に合わせて展開してくれています。
逆にioシリーズ以外は格安モデルがほとんどです。
「安物買いの銭失いはしたくないけれど、やたら高いものは買いたくない」方にはこのブラウンのioシリーズがおすすめだと言えます。
かなり細かくラインナップがあるので必要な機能を取捨選択しましょう。
私はio5を購入しましたが、アプリ連携機能は使わなくなったのでio4で良かったかもなと感じています。
定番すぎてどこでも替えブラシが売っている

電動歯ブラシはブラシ部分が消耗品ですので、買い替える必要があります。
もちろん家電量販店やネットで購入すればどのメーカーの替えブラシも取り扱っているでしょう。
しかし、このような消耗品(トイレットペーパーとかハンドソープとか)を購入するのってほかの買い物のついでじゃないですか?
近所のスーパーを見てみてください。
最も多く取り扱っている可能性が高いのがブラウンの替えブラシです。
毎日の生活で使用するものだから、周りのお店で取り扱っているというのは大きなメリットだと考えています。
商品ラインナップが多いので予算に合わせやすい

ブラウンの電動歯ブラシの中でもioシリーズはラインナップが多く、予算に合わせた選択ができます。
ioシリーズ以外もありますが、私は格安なものは機能面でもあまりおすすめしたくありません。
ただし、お金を出せば良いのかと言われたらそんなことはありません。
アプリと連携してAIが磨き残しを感知する機能は精度がかなり低く、私は使わなくなりました。

ioシリーズの替えブラシはすべて同じですのでブラシの部分に性能差はありません。
補助的な機能の差になりますので機能についてはしっかり考えられてください。
携帯ケースは上位モデルだとケース内で充電できたりするので、お泊りが多い方には大きなメリットだと思います。
とにかく、私がいらないと感じたのは磨き残しを検知する機能だけです。
使い方は簡単で、2~4分で十分

電動歯ブラシは特に難しく考える必要はなく、ふつうに歯磨きをする感覚で行えます。
何も難しくはありませんが普通の歯ブラシで磨くのと違う点をご紹介します。
超時短

電動歯ブラシで磨く時間は2~4分とされており、長い時間当て続けるのは良くありません。
磨く時間をかけるほどきれいになる気がする手動の歯ブラシと違い、電動歯ブラシは人の手では再現できないくらい歯ブラシを動かすので注意しましょう。
ブラウンもオーラルB ioシリーズは歯ブラシ本体のランプで時間を知らせてくれますし、長くなりすぎると勝手に停止してくれます。

磨く力が強い分、やりすぎると歯茎にダメージを与えてしまう可能性があるので時短になりますが、ぼーっとやりすぎると逆に危険になってしまいます。
手でゴシゴシする必要なし

電動歯ブラシはブラシが勝手に動くので、ゴシゴシする必要はありません。
磨くというより歯に当て続ける感じで歯を磨いていきます。
わかっていても使い始めた頃は癖でゴシゴシしてしまうと思いますが、我慢しましょう。
電動歯ブラシは結構強く動くので唾液が飛んでいかないように注意です。
ブラシを当てる強さに注意

自動で動いて磨いてくれるのが電動歯ブラシの強みですが、使う人がどれくらいの強さで歯に当て続けるかで仕上がりに差が出ます。
当て方が弱いとダメなのは当然ですが、強いのも歯に悪いです。
どれくらいの強さで当てればよいのかわからないと思います。
ブラウンのオーラルB ioシリーズは本体のランプで圧の強弱を教えてくれるのも良い点です。
どれくらい当てれば良いか感覚を掴むうえでもioシリーズはおすすめできます。
時短家電としてあまり名前が上がらないのが不思議な家電

これまでご紹介した通り、電動歯ブラシはしっかりと磨ける&時短になります。
これほど有能な家電が時短家電であまり聞かないのが不思議です。
時短家電3種の神器と呼ばれる食洗器よりも有能に感じています。
たった2分でしっかり磨けるので歯磨きが億劫に感じないです。
家電の中ではそんなに高価ではないのに効果は大きいので一度試してみることを強くおすすめします。
電動歯ブラシで何を買うか迷ったら、ブラウンのioシリーズをおすすめします。
もちろん他のメーカーでも大きな効果を得られると考えていますので、ご自身で納得のいく電動歯ブラシを探してみてください。
買ってよかった家電
電動歯ブラシは間違いなく買ってよかった家電です。
特に共働きのような時間を取れない世帯にはおすすめできます。
ほかにもおすすめな家電はあり、それをTOP10に厳選している記事がありますので良かったら見て行ってください。
