現代の家電三種の神器のひとつ、ロボット掃除機。
どんどん賢く進化し、ついにルンバも水拭き対応モデルが出ましたね。
水拭きロボットを使うと床がツルツルになるので私も愛用しています。
しかし、一軒家を購入するにあたって水拭きロボットが使えなくなる可能性が出てきました。
今回の記事では水拭きロボットを検討中の方へ向けて、水拭きロボットのデメリットをお伝えします。
注文住宅などで床にこだわった場合、水拭きできない床になっているかも。
他にも様々なデメリットが存在しますので、購入前に見て行ってください。
水拭きロボット掃除機のデメリット8選
水拭きロボット掃除機を使用するにあたって知っておくべきデメリットは以下の8つです。
- 手入れが面倒
- 水拭き後の回収
- 消耗品のコストが高い
- 掃除機のみの機種より段差が登れない
- 床が散らかっていると動けない
- 手拭きには劣る
- 畳・カーペットに向かない
- 水に弱い床には使えない
手入れが面倒
水拭きロボット掃除機は吸引のみのロボット掃除機と比べて手入れが大変になります。
水を補給する必要があったり、水拭きパッドを洗ったりなどの手入れ作業が発生し、特に気になるのが以下の点です。
- タンクが乾きにくい
- カビが生える可能性
- セッティングや後処理に時間がかかる
水を入れるタンクは基本的にロボット掃除機の中や、ゴミステーションの中にあるので乾きにくいです。
タンク以外にも、濡らしたモップやモップが常に触れている面にカビが生えてしまう可能性は否定できません。
また、タンクの水は結構な速さで減っていくのでこまめに補給する必要があります。
水拭き後の回収
ロボット掃除機がうまく動けず、部屋の途中で止まってしまうことは珍しくありません。
止まってしまった水拭きロボット掃除機はその場にモップを置きっぱなしになります。
濡れたものを床に放置するのと、床のコーティングや床そのものに悪い影響を与えてしまいます。
消耗品のコストが高い
吸引のみのロボット掃除機でもフィルターなどの消耗品は交換が必要ですが、水拭きロボット掃除機はさらに交換品が増えます。
ロボット掃除機のフィルターなどと比べて、水拭きする部分のモップは消耗が激しいです。
機種によりますが、消耗品の値段が高いものが多くコストが掛かります。
吸引のみの機種より段差が登れない
機種による差が激しい部分ですが、モップを床に押し付けるようになっている機種が多いので、登れる段差の高さが低くなりがちです。
そもそも段差がロボット掃除機の敵なので、工夫する必要があります。
床が散らかっていると動けない
ロボット掃除機が通れるスペースがないと掃除できません。
ロボット掃除機が合わない人は床に物を置くタイプの人が多い印象です。
自分が床に物を放置しない状態をキープできるかどうか考えましょう
手拭きには劣る
人間の手作業よりキレイになることはありません。
汚れを目で確認し、対策しながら拭き取れる人間と違い、ロボット掃除機はある程度決まった動きをするのみです。
綺麗好きの方は以下の点が気になるかもしれません。
- こびりついた汚れは取れない
- 四隅の掃除が下手
- 洗剤の有無
当然ながら頑固な汚れは取れません。
四隅の掃除も苦手な機種が多いです。(四角い機種なら解決)
そして、洗剤を使えるかが機種によって異なります。
当然ながら洗剤が使えた方が汚れも落ちるし、ニオイも良い香りになります。
畳・カーペットに向かない
水拭きロボット掃除機でも畳やカーペットくらいは登ります。
濡らしてほしくないのにガンガン水拭きしていく事でしょう。
解決策は掃除範囲を指定できる水拭きロボットを買うことです。
少し高価にはなりますが、部屋をマッピングできる機種は掃除する範囲を指定できるのでおすすめです。
水に弱い床に向かない
家を建てようと思った矢先、問題になったのが床の材質です。
良い床は無垢床や突板といった表面が本物の木材であるものが多いです。
ぬくもりのある肌触りになるので人気&高価な床になるのですが、水に濡れるとダメになりやすいです。
一軒家に住んでいるorいつか一軒家に住みたい人は注意してください。
水拭きロボット掃除機のメリット
吸引のみのロボット掃除機よりデメリットが多い水拭きロボット掃除機ですが、きちんと使えるならメリットも多くあります。
- 自分の時間ができる
- 床をキレイに保てる
- 体を傷めない
- 音が静か
水拭きロボット掃除機の大きなメリットは上記3つなので、上記のメリットとデメリットが釣り合うか考えて購入しましょう。
自分の時間ができる
ロボット掃除機の最大のメリットと言えるのが、自分の時間を使わずに掃除できることです。
共働き家庭ではどちらも時間を作れないでしょうから重宝します。
専業主婦(主夫)だとしても、他の家事と同時進行できるようになるので便利です。
全自動ステーションがあるとさらに便利
全自動ステーションというのは、ゴミステーションに水タンクが付いており、モップの洗浄も自動で行ってくれる機能です。
定期的にタンクに水の補給は必要ですが、水拭きロボット掃除機の手入れの手間を解消してくれるので便利になります。
床をキレイに保てる
専業主婦なら毎日水拭きできるかもしれませんが、共働きではそうはいきません。
水拭きロボットを導入すると、家にいなくても掃除してくれるので床がキレイな状態を保つことができます。
私が水拭きロボット掃除機を導入して最初に感動したのが、素足で歩いた時のざらざら感が無くなったことです。
共働きの我が家では週に一度しか掃除できなかったので、週の後半には床がザラ付く感じがありました。
今は水拭きロボット掃除機に週2回掃除してもらうことである程度綺麗な床を保っています。
細かな花粉やホコリも拭き取る
我が家は吸引のみのロボット掃除機も使用していますが、細かな花粉やホコリまで完璧に吸い取ることはできません。
週の掃除回数を増やすことで吸い取る確率は上がりますが、水拭きロボット掃除機を使うとより確実に取り除けます。
体を傷めない
家中の床を拭き掃除するのは大変です。
クイックルワイパーなどの長い柄を使っても体に負担がかかります。
私は身長183㎝な上にヘルニア持ちなので、クイックルワイパーでもきついと感じていました。
水拭きロボット掃除機を使用するようになってからは腰に負担のかかる作業を行うことが無くなったので助かっています。
家具の下も拭いてくれる
床拭きをしていて最もきつい体勢になるのが、家具の下を拭くときです。
ソファの下を拭くときに屈んで拭く必要がありますよね。
水拭きロボット掃除機が通れるスペースさえ用意できれば、家具の下までしっかりと拭いてくれます。
面倒で放置しがちな部分までしっかり掃除してくれるのがありがたい点です。
音が静か
水拭きのみを行う場合、吸引するロボット掃除機と比べてはるかに音が静かです。
吸引するタイプは掃除機と同じ大きな音がするので夜に使用することができません。
家にいる時に動かしてもうるさく感じます。
水拭きのみであれば音はほとんどしないので、夜でも使用できるし家にいても不快に感じません。
自分が家の状態を見れる夜に掃除してほしいなら、水拭きロボット掃除機が最適です。
吸引のみのロボット掃除機との違い
ここまでの内容で何となくわかっていると思うのですが、吸引するロボット掃除機との違いとして、
- 音の大きさの違い
- 対応する汚れの違い
- 手入れの違い
があります。
では、吸引タイプと水拭きタイプのどちらを買うべきかというと両方です。
どちらかと言えば優先すべきは吸引タイプになるかもしれません。
ホコリやゴミだらけの場所をいきなり水拭きするよりも、いったん掃除機をかけてから拭く人が多いと思います。
ロボット掃除機でも同じで、吸引をしてから水拭きを行うのが理想だと考えています。
1台で済ませたいなら兼用型
ロボット掃除機の中には、吸引と水拭きの両方を行えるモデルが存在します。
購入するのが1台で良いうえに、設置も1台分のスペースで良いです。
購入する金額を抑えたい方や、設置するスペースに限りがある方にはオススメです。
ただし、私のように賃貸から一軒家に引っ越そうと思ったときに使えなくなる可能性はあります。
キレイに掃除したいなら吸引型と水拭きの2台持ち
キレイに掃除したいなら吸引型と水拭きの2台持ちがオススメです。
水拭きのみのロボット掃除機は隅まで拭けるように四角い形をしています。
兼用型は本体が丸く、モップも丸くなっているので隅まで拭くことはできません。
また、床が水に弱い家に引っ越した時でも、水拭きロボットだけを脱衣室に置いたりすることもできます。
おすすめ水拭きロボット掃除機
有名で安心かつ高品質なロボット掃除機をご紹介します。
1台ずつ細かく紹介すると長くなるので大まかな特徴を書き出しました。
ネット上を探せばよく分からない安いメーカーも出てきますが、機能性が求められるロボット掃除機では安物買いの銭失いになることがほとんどなので、信頼できる4メーカーに絞ります。
- アイロボット社(ルンバのメーカー)
- エコバックス
- ロボロック
- アンカー
機能性重視のオススメ機種
お金がかかってしまってもしっかりと機能が充実したロボット掃除機をご紹介します。
ブラーバジェットm6
拭き掃除のみに特化したロボット掃除機で、吸引は行えません。
拭き掃除に特化したことで拭き掃除の能力がとても高いです。ルンバと同じアイロボットの商品なので、ルンバと連携が取れるように作られています。
- ジェット噴射で汚れを浮かせて拭き取る
- 専用の洗剤が使える
- 四角い形状で隅まで拭ける
- ルンバと連携できる
実際に使用してレビュー記事も書いています。
DEEBOT X1 OMNI
吸引との兼用型です。
ゴミステーションに水タンクを搭載し、モップへの給水や洗浄や乾燥まで自動で行ってくれます。
お手入れまで自動化しているのでロボット掃除機にまかせっきりにしたい人にオススメです。
- モップの給水・洗浄が自動
- 熱風でモップの乾燥ができる
- 高性能なセンサーで障害物のギリギリを走行
S7 MaxV Ultra
吸引との兼用型です。
モップへの自動給水と洗浄が可能です。
カメラを搭載し、障害物を避けるのはもちろん、リアルタイムで部屋を見ることができます。
外出先で部屋の事が気になってしまうならオススメです。
- モップへの給水・洗浄が自動
- カメラで障害物を避ける
- カメラで部屋をリアルタイムで見れる
コスパ重視のオススメ機種
機能と価格のバランスが優れた商品をご紹介します。
RoboVac L35 Hybrid+
吸引との兼用型です。
アンカーの製品はコスパに優れた商品が多くあり、ロボット掃除機もコスパの高さが人気です。
吸引と水拭きの兼用で、ゴミステーションや部屋のマッピング機能まで付いています。
マッピング機能を削ればもっと安い機種もありますが、マッピングの有無で使い勝手が大きく変わってしまいます。
- 吸引との兼用で7万弱
- ダストステーション付き
- マッピング可能
DEEBOT T9+
吸引との兼用です。
こちらの機種もコスパに優れ、ダストステーションやマッピング機能がありやすい機種です。
- ダストステーションあり
- マッピングで複数の部屋を認識できる
ブラーバ 390j
拭き掃除のみの機種です。
ルンバと同じ会社から出ている床拭きロボット掃除機が「ブラーバ」です。
最大の特徴は市販のウエットシートが使えること。
クイックルワイパーみたいに毎回シートを使い捨てて使うことができます。
市販のシートを買うだけなのでランニングコストを安くできるし、モップを洗浄する必要もありません。
- 市販のウェットシートを使用可能
水拭きOKな床には超便利
床拭きロボット掃除機のメリットとデメリットをお伝えしましたが、水拭きできる床ならとても便利な家電です。
私も長いこと使用していますが、ロボット掃除機が掃除できる範囲とできない範囲での汚れの差が大変なことになっています。
生活に必須な家電ではないですが、お金があるのなら買った方が生活が豊かになります。
趣味の釣りやキャンプをしていても家がキレイになっているので誰からも文句を言われず、好きに時間を使えるようになりました。
もっと自分の時間が欲しい方はぜひ導入してみてください。