評価:4
ロボット掃除機に掃除を任せっきりな、もーたろすです。
ルンバと同じメーカー(アイロボット社)には、床拭きロボット掃除機のブラーバがあります。
ルンバばかりが目立っている気がしますが、ブラーバも優秀なお掃除ロボットです。
今回の記事の内容は以下のような物になっています。
- ブラーバが他のロボット掃除機より優れている点
- ブラーバを購入して後悔した点
- 実際に使用した使用感
- 消耗品の価格が高い
- ブラーバの口コミ
ブラーバの購入を考えている方は良いところも知りたいし、悪いところまで気になりますよね。
私もブラーバを購入する時はネットの記事をたくさん読みました。
実際に購入をして3年近く経ちましたので、これから購入を考えている方に向けて、ブラーバへの疑問がすべて解決する記事にしました。
ブラーバはルンバを持っている方には特におすすめの床拭きロボット掃除機です。
購入するなら、ブラーバの中でも最上位モデルの「ブラーバ ジェット m6」が最有力候補になります。
ルンバとの連携や複数の部屋に対応しているなど、「ブラーバ ジェット m6」がおすすめな理由をご紹介していきます。
一人暮らしや共働きならロボット掃除機を導入するべきです。
ロボット掃除機を買うべき理由はこちら。
ブラーバ ジェット m6の特徴
現行(2024/9月時点)のブラーバで最上位モデルが「ブラーバ ジェット m6」です。
基本的に他のブラーバより優れた性能を持っています。
しかし、他のブラーバだとできるのに「ブラーバ ジェット m6」にはできないこともありますので特徴と合わせてご紹介します。
特徴1.ジェットスプレー搭載でベタつき汚れを浮かせて拭き掃除
ブラーバの中で名前に「ジェット」と付く機種が持つ機能です。
ジェットスプレーの力で汚れを浮かせることで、油汚れも浮かせて拭き掃除します。
特に汚れやすいキッチン周りで有効です。
ジェットスプレーの水の量はアプリから調整できるので、タンク内の水の減り方もある程度コントロールできます。
ただし、人力でもなかなか取れないような汚れまでは落とせません。
特徴2.複数の部屋を認識し、掃除できる
安いロボット掃除機の弱点は部屋を認識できない点です。
上位モデルの「ブラーバ ジェット m6」は部屋をきちんとマッピングして認識します。
部屋を認識できないと、ひとつの部屋を掃除して終わったり、ほかの部屋に移動して帰ってこれなくなるので使い物にならないことも。
「ブラーバ ジェット m6」は複数の部屋を認識し、すべての部屋を効率よく掃除します。
すべての部屋を掃除し終える前に充電がなくなりそうな時は、一旦ベースに充電しに戻り、充電後に掃除できなかった場所から再開します。
指定した部屋だけを掃除することも可能なので、何かをこぼした瞬間にその部屋に呼び出して掃除させることも可能です。
特徴3.水拭きと乾拭きの両対応
「ブラーバ ジェット m6」は水拭きのみならず、乾拭きにも対応します。
「ブラーバ ジェット m6」のクリーニングパッドは水拭き用と乾拭き用に分かれており、装着したパッドによってブラーバが自動で判別して拭き掃除を行います。
基本は水拭きで使用すると思いますが、乾拭きをしたいタイミングでも役に立ちます。
ルンバで掃除機掛けを行わないでブラーバを使用する場合は、乾拭きの方が髪の毛などが床に引っ付かないので便利です。
特徴4.ブラーバ本体が四角いので部屋の隅まで拭ける
ロボット掃除機の多くは丸い形をしており、部屋の角に届きません。
ブラーバはどのモデルも四角い形をしているので、拭きパッドを部屋の隅まで届かせることができます。
「ルンバコンボ」というルンバが掃除機と拭き掃除の両方を行うモデルが発売されましたが、水拭きパッドの形がルンバ本体に合わせて丸くなっています。
これだと部屋の角にパッドが入らず、拭き残してしまいます。
特徴5.ルンバと連携できる
ブラーバは同じ会社が展開しているルンバシリーズと連携が簡単です。
連携を行うと、ルンバが掃除機をかけた後にブラーバが拭き掃除を行います。
ルンバコンボのような1台で掃除機と拭き掃除に対応した物もありますが、徹底的に掃除をしたい場合はルンバとブラーバの連携の方が有利だと公式からアナウンスされています。
我が家では、基本的にブラーバはルンバと連携して使用します。
使用しているルンバはj7ですが、アプリから操作できる「i」や「j」が付くモデルとは基本的に連携できます。
追記(2024/09)
戸建てへの引っ越しに伴い1階が水拭きできなくなったので、1階はルンバで2回はブラーバという形で運用しています。
市販シートは使用できない
唯一「ブラーバ ジェット m6」の欠点となるのが市販のウエットシートは使えないことです。
他のブラーバだと市販のウエットシートが使えたりします。
しかし、ほかのブラーバでは複数の部屋を認識できなかったり、ルンバとの連携は行えません。
複数の部屋に対応していて、ルンバとの連携もできるのは「ブラーバ ジェット m6」だけです。
「ブラーバ ジェット m6」は2019年発売なのでそろそろ後継機が欲しいですね。
「ブラーバ ジェット m6」の使い方は簡単
アイロボット社のルンバと同じく、ブラーバは使い方が簡単なのも良い点です。
ブラーバの使い方はたった3ステップ
- ブラーバにパッドを取り付ける
- タンクに水を入れる
- アプリや音声アシスタントで掃除を開始させる
パッドの取り付けやタンクの水の補充は毎回行う必要はありません。
私は2LDKのアパートで使用していますが、3~5回ほど運転させたらパッドの取り換えやタンクの補充を行っています。
ブラーバの掃除開始をスケジュールで勝手に動くようにすることもできます。
決められたタイミングで勝手に掃除を始めてくれるので、自分から操作する必要がなくなって便利です。
ブラーバが3~5回ほど運転するまでは何もしなくても勝手に部屋を綺麗にしてくれるようになります。
専用パッドは付け外しが簡単
「ブラーバ ジェット m6」の専用クリーニングパッドは取り付けが簡単です。
ブラーバの底部にスライドするようにしてはめるだけです。
スライドして取り付けられる方向は1方向だけなので、向きを間違えることもありません。
水拭き用か乾拭き用かはブラーバが勝手に読み取って判断してくれます。
取り外すときは、ブラーバの前面にあるボタンを押すだけで外れます。
ゴミ箱の上でボタンを押せば、汚れたクリーニングパッドを手で触れることなくゴミ箱に捨てることができて便利です。
タンクは持ちやすい取っ手付き
「ブラーバ ジェット m6」の上面を開くと、水を入れるタンクが現れます。
このタンクは取っ手が付いており、取り外しも簡単です。
取り出すときは取っ手をもって上に上げるだけ。
タンクを取り付けるときはタンクを上から置いてフタを閉じるだけです。
タンクだけを外して水を入れるので、ブラーバ本体に水がかかることがありません。
清掃開始はアプリからいつでも操作可能
ブラーバの清掃開始はアプリから行うことができます。
家のどこからでも、外出先からでも掃除を開始させることができるので、急に掃除する必要ができたときでも対応可能です。
アプリはルンバと同じなので、ルンバを使用している方は新しくアプリを入れる必要はありません。
アプリから掃除のスケジュールを設定することで、決まった曜日の決まった時間に自動で清掃を開始させることもできます。
パッドの付け替えや水の補充もすぐに終わる
3~5回ほど掃除をしたらクリーニングパッドが汚れたり、タンクの水がなくなってきます。
パッドは新しい物に変えることもできますし、繰り返し洗って使用できるクリーニングパッドもあります。
クリーニングパッドを洗う場合は少し手間が増えますね。
クリーニングパッドを取り換えずに放置するのは雑巾のようなにおいがしてくるかもしれませんので注意しましょう。
タンクの水が無い状態だとブラーバがエラーを出して清掃を行わなくなります。
ブラーバjet m6の後悔点:床はキレイになるけど頭脳が古い
2022年のゴールデンウィークにルンバと一緒にブラーバを購入しました。
使用して半年以上経って思ったことは、常に床がキレイになっているが、エラーがルンバより多いです。
「ブラーバ ジェット m6」の使用感
メリット
- 常に床がピカピカの状態になる
- 複数の部屋を掃除してくれる
- 掃除機ではないので音が静か
- ルンバとの連携が良好
デメリット
- 充電ベースに帰れないことが多々あり、対策が必要
- 小さな段差は乗り越えられるが、薄いラグも乗り越えてしまう
- 消耗品の値段が高い
床はピカピカになるので、掃除されていないときは床がざらつくのが気になりすぎるようになりました。
ただし、「ブラーバ ジェット m6」はブラーバ最新モデルでありながら2019年発売なので、最新のお掃除ロボットと比べると頭が悪いです。
「ブラーバ ジェット m6」のメリット
2024年1月時点でもブラーバの最上位モデルの「ブラーバ ジェット m6」。
複数の部屋を、ルンバと連携しながら、静かにしっかりと拭き掃除してくれます。
私は掃除機掛けはしても拭き掃除までは行わないので、ブラーバを導入してから素足で歩いた感触が全く違います。
常に床がピカピカ
私は「ブラーバ ジェット m6」にスケジュール設定をしていて、週に2回ほど掃除をするようにしています。
スケジュール設定のおかげで自動で掃除してくれるので、掃除し忘れることがありません。
もっとも汚れそうなタイミングにスケジュール設定して、クリーニングパッドの交換や水の補充の手間を少なくしています。
ルンバで目に見えるゴミはなくなりますが、ブラーバに掃除させることで素足で歩いても気持ちが良い状態を保つことができます。
複数の部屋を掃除してくれる
高価ですが、ブラーバの最高ランクなので複数の部屋を認識して効率的に掃除します。
安価なお掃除ロボットは1つの部屋しか認識できなかったり、部屋を認識する能力が無いです。
部屋を認識できないと、壁に当たると逆方向に動き出すだけで、部屋全体をきちんと掃除できません。
1つの部屋しか認識しない場合は、1つの部屋しか掃除できません。
「ブラーバ ジェット m6」は複数の部屋があってもきちんと認識して、各部屋全体を拭き残しがないように掃除してくれます。
音が静か
ルンバなどのロボット掃除機は掃除機である以上、吸引しているときの音がそれなりに大きいです。
ブラーバは拭き掃除だけを行うロボットなので、タイヤの駆動音や水を出す音だけで静かに掃除します。
普通の掃除機でも夜に使うのは騒音になるので控えますよね?
同じ理由でロボット掃除機も気を使います。
ブラーバは音が静かなので夜でも使用できます。
ルンバとの連携が良好
ルンバもブラーバも同じアイロボット社の製品で、同じアプリから管理します。
連携が簡単なうえにエラーが少ないです。
別々の会社の製品を使う場合は、連携させようと思っても簡単ではないでしょう。
連携させることができても、上手くいかなかったりします。
ルンバとブラーバは連携するようにデザインされているので、誰でも簡単に連携させることができます。
「ブラーバ ジェット m6」のデメリット
「ブラーバ ジェット m6」を2年近く使用すると、悪い点も見えてきます。
現行機種で最上位かつ最新のブラーバですが、2019年発売なので最新のロボット掃除機よりは賢くない気がします。
充電ベースに帰還できないことがある
「ブラーバ ジェット m6」が他のブラーバより優れている点として、複数の部屋を認識して掃除できる点があります。
しかし、部屋の形をきちんと認識しているにも関わらず、道に迷ったまま充電切れしていることがあります。
2年近く使用して、ルンバj7は帰還できるのに「ブラーバ ジェット m6」は帰還できない理由がわかってきました。
最新のルンバより物に当たる力が強いからです。
ルンバj7は前面カメラの恩恵もあって優しく接触しますが、ブラーバは少し強くぶつかります。
これによって軽い物やドアが動いてしまい、通路がふさがります。
結果、帰還できずに充電が切れてしまいます。
ブラーバが無事に帰還できる工夫が必要
「ブラーバ ジェット m6」が迷わない環境を作るためには
- ドアストッパーでドアが閉じないようにする
- 床に不要な物を置きっぱなしにしない
という対策で対応できています。
ドアストッパーでドアが閉じないようにする
ブラーバがドアにぶつかると、開いていたドアを閉じてしまします。
部屋の中からドアを閉じてしまうと完全に帰路をふさいでしまうのです。
ただし、何回も掃除をすると学習するのか今では何もしなくてもドアを閉じなくなりました。
床に不要なものを置きっぱなしにしない
たとえ軽くて小さい物でも、ブラーバが衝突を感知すると方向を変えて進もうとします。
帰路に物があると進むことができずにグルグル動いて充電切れです。
軽い物は置いておくだけでもロボット掃除機がぶつかって動かしてしまい、通路をふさぐことがあります。
我が家の場合は、空のトランクケースを置いていたらブラーバが動かしてしまって、帰れなくなっていたりしました。
ロボット掃除機を導入するなら床は整理整頓しましょう。
小さな段差は乗り越えられるが、薄いラグも乗り越えてしまう。
本当に小さな段差すら乗り超えられないと、ほかの部屋へ移動できなくなってしまうので、少しの段差は乗り越えて掃除します。
しかし、薄いラグも乗り越えてしまい、ラグを濡らしてしまうことがありました。
薄いラグの上で水を噴射し、濡れたパッドで擦る。
キレイにするどころか汚してしまう行為です。
対策として、ラグを敷いている部分を進入禁止エリアに設定しましょう。
薄いラグをめくっていくこともあるので、我が家ではラグにテープを張ってめくれないようにしています。
薄いラグだと他のロボット掃除機もめくるので、ロボット掃除機の導入にはめくり防止テープでの対応が必要です。
消耗品の値段が高く、ランニングコストが掛かる
「ブラーバ ジェット m6」は専用のクリーニングパッドにのみ対応しています。
このクリーニングパッドが少し高価で、使い捨てパッドが7枚で968円します。
専用の床拭き洗剤もありますが968円です。
一回掃除するごとに変えていたらランニングコストが高くなってしまいます。
- 洗濯可能なウェットパッドを主力にする
- 洗剤はたまに使用するだけ
これで私は追加でアクセサリーを購入することなく3年使用できています。
洗濯可能なウェットパッドを主力にする
ブラーバには使い捨てのクリーニングパッドの他に、洗って繰り返し使用できるクリーニングパッドがあります。
「ブラーバ ジェット m6」購入時にひとつ付いてきます。
定期的に洗わなくてはいけませんが、経済的には楽です。
お金を考えないのであれば、使い捨てのクリーニングパッドを取り換えていく方が手間もなくて楽になります。
洗剤はたまに使用するだけ
初めてのブラーバ導入で洗剤を使用して掃除しました。
しかし、この後に洗剤を使用して掃除をしてもクリーニングパッドはあまり汚れませんでした。
洗剤はたしかに汚れを取ってくれますが、床が汚れていなければ効果を発揮できません。
月に1度洗剤を使うか使わないかくらいで十分です。
めちゃくちゃ汚れを取れるのは最初だけだと思ってください。
ブラーバが定期的に拭き掃除を行ってくれるのでそんなに汚れません。
「ブラーバ ジェット m6」は口コミサイトでも掃除の優秀さに賞賛の声
私以外の方の意見も気になると思うので、口コミの内容を調べてきました。
良い点
- 自分で拭き掃除するよりキレイ
- ロボットが掃除してくれるので、掃除の頻度が増えて清潔に保てる
- 面倒だった拭き掃除から解放される
- 音が静か
悪い点
- 消耗品が高価
- ペットがいる家には向かない
- 部屋を整理整頓していないとブラーバが迷う
- 段差はのぼれない
- 本体が高価
「掃除が楽になるうえに自分でするよりもキレイ」「自動で掃除してくれるので部屋が清潔に保たれる」という意見が多いです。
使って見るとわかりますが、ブラーバがない生活は不便で部屋が汚く感じるので、もうブラーバなしの生活が嫌になります。
悪い点も私と同じ感想の方が多く、最も多いのは消耗品が高いことでした。
部屋を整理整頓する必要があったり、段差がのぼれないのはブラーバ以外のお掃除ロボットも同じなので、お掃除ロボット全体の課題ですね。
まとめると
- 部屋がきれいになって掃除が楽になる。
- 欠点はお金が掛かる事。
が「ブラーバ ジェット m6」の口コミで多く言われていました。
後悔したくないならレンタルしてから購入しよう
「ブラーバ ジェット m6」はアイロボット社が公式にお試しプランを用意しているので、安くレンタルすることができます。
購入するのに不安があるのなら、お試しでレンタルされることをおすすめします。
2000円ほどでレンタルできるうえ、レンタル後に購入する場合はレンタル代が割引されます。
レンタルを行うと
- 気に入って購入した場合、レンタル代はタダ同然
- 気に入らなかった場合でも、2000円ほどの金額を払うだけ
なので、一度レンタルしてから考えてみてはいかがでしょうか?
私もレンタルで試してから購入を決めました。
「ブラーバ ジェット m6」は面倒な拭き掃除から解放してくれる
間違いなく掃除を楽にしてくれる家電です。
浮いた時間を自分に使えるので、生活の充実感が増しました。
まずはレンタルからでも、「ブラーバ ジェット m6」をお試しください。
ちょっと後悔もある(2023年追記)
2019年発売の製品であることと、消耗品が高価なことが少しネックに感じていました。
「それでもルンバと連携できる床拭きロボットだし……」と思っていましたが、購入してからすぐに水拭きもできるルンバコンボが発売されました。
ルンバコンボj7+はルンバ最高の賢さを持つルンバj7を、床の水拭きまでできるようにしたハイブリッドモデルです。
しかも値段がルンバj7+とブラーバを合わせるより安い……
ルンバコンボよりルンバ+ブラーバの方が掃除性能が高いのが救いです。
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ブラーバは現在3位です。
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