評価:5
ルンバに掃除をまかせっきりな、もーたろすです。
- ロボット掃除機を導入して掃除は楽になるの?
- ロボット掃除機と言えばルンバだけど、モデルが多くて迷う
- ルンバは高額だけど値段分の価値があるの?
ロボット掃除機は家事の時間を減らしてくれる「時短家電3種の神器」として扱われるほど人気で、使用者がかなり増えてきていますね。
特に、一人暮らしや共働きには効果的だと他の記事で解説しています。
ロボット掃除機と言えばルンバ。
おばあちゃんがゲーム機をすべてファミコンと言うように、ロボット掃除機=ルンバというイメージの方も多いのではないでしょうか。
私は2022年発売の新しいモデルである「ルンバj7」を半年以上使用してきました。
今回の記事では高価なロボット掃除機である「ルンバ」が他と優れている点、その中でも「j7」シリーズの特徴と使用した感想をご紹介します。
ロボット掃除機は決して安い買い物ではありません。
ルンバの購入を考えているならば、後悔しないためにもぜひ読んでください。
私はルンバj7+を購入してから自分の時間を多く確保できるようになり、今までよりも趣味に没頭できるようになりました。
唯一の欠点はクリーンベースへゴミを移すときの音がものすごく大きいことです。
掃除の時間が多くは取れない1人暮らしや共働きの方には特に読んでいただきたいです。
ルンバが他のロボット掃除機と比較して優れているのは賢さと試しやすさ

ルンバが人気な理由。それはロボットの賢さと手軽に試せることにあります。
もちろん掃除機としての清掃能力も高いです。
ルンバは賢いので掃除が効率的

ロボット掃除機の賢さは掃除のキレイさと時間の効率化において優位です。
賢いロボット掃除機は部屋の間取りを把握していき、掃除のやり残しを少なくしてくれます。
また、家具の脚に触れた時に賢いロボットはぶつかりながらもきちんと脚の周りを清掃します。
賢くないロボットはどうなのかというと、壁や家具に当たると別の方向を向いて走っていくだけです。
これでは家具の脚まわりがキレイにならないだけではなく、同じ場所をグルグルしているだけで時間が過ぎ、ほかの場所は清掃しないまま充電切れで終了となってしまいます。
ルンバは部屋の間取りを正確に把握していき、全体を効率よく掃除してくれます。
部屋のマッピングに関しては、こちらから何もしなくともカーペットのある場所をきちんと把握します。
それどころかソファの位置やキッチンの場所まで特定していました。
少し恐怖するほどルンバは賢いのです。
基本的に賢いロボット掃除機ほど高額になります。
そしてルンバ以外にも同じくらい賢くて高額なロボット掃除機自体は他に存在します。ロボロックなどが有名ですね。
ルンバは安く試せる
他にも高額で賢いロボットは存在します。
なぜルンバが選ばれるのか。それはルンバは安くお試しできることにあります。
賢いロボット掃除機はとても高額であり、買って失敗するにはリスクが大きいです。
生活必需品でもなければ人によって合う合わないがあります。
そんな時、簡単に試すことができれば安心して購入できますよね?
ルンバは販売しているアイロボット社が公認しているサイトでレンタルを行うことができます。
公式が関わっているだけあって最新機種のj7でも1980円と安い。
さらに、レンタルをしてから公式サイトで購入する場合、レンタル代が割引されます。
つまり、一度レンタルしてから購入した場合のレンタル料は無料です。
もし自分にルンバが合わないなと思っても1980円払うだけ。
もちろん購入時にはレンタル品ではなく新品をもらえます。
私も一度レンタルしてからルンバの購入を決めました。
10万円を超える製品を1980円ほどで試して購入できるのは大きなメリットです。
普通は盗難リスクを考えてそんな安く貸せません。
アイロボット社がルンバに自信があるからこそのサービスです。
j7は前面カメラ搭載でルンバ史上最高の賢さ

ルンバは今年からj7と名の付くシリーズの展開を始めました。
ロボット掃除機=ルンバというイメージがありますが、ルンバの中にも多くの種類があります。
今回は2022年から展開された新シリーズのj7の特徴と、ほかのルンバとの違いをご紹介します。
j7はルンバ史上最高の賢さ!初の前面カメラ搭載

2022年から登場したルンバj7には以下の特徴があります。
- 前面カメラによる「PrecisionVisionナビゲーション機能」
- デュアルバーチャルウォールに非対応になり、進入禁止エリアはアプリからの設定へと変更
PrecisionVisionナビゲーション機能で障害物を回避
今までンルンバは本体の上面にカメラが付いており、上を見ることで現在地を把握して効率のよい清掃を行っていました。
ルンバj7では初めてカメラが前面に搭載され、目の前の物を認識するようになりました。
目の前の物を認識することで、床に落ちている靴下やケーブルを識別し、巻き込まないように避けるようになりました。
ペットの固形のフンも避けるので、フンを巻き込んだまま広げていってしまうことはなくなります。
ペットを飼っている人にはありがたいですよね。
アイロボット社も自身があるようで、ペットのフンを巻き込んで壊れた時には保証してくれる制度まで出しています。
進入してほしくないエリアはアプリから設定するように変更

今までのルンバでは「デュアルバーチャルウォール」という物を置くと、ルンバが察知して進入しないようになっていました。
j7からは非対応になりましたが、アプリから進入禁止エリアを指定します。
デュアルバーチャルウォールは別途購入しなくてはいけなかったのですが、アプリだけで設定できるようになったことで簡単になりました。
j7のデュアルバーチャルウォール非対応化は退化ではなく進化です。
クリーンベースが低くなった
クリーンベースが他のルンバと比べて低くなりました。
これによって机の下などの、高さのないちょっとしたスペースにも設置しやすくなりました。
j7シリーズ3種類の機能と価格を比較。+かコンボがおすすめ!

ルンバj7は2022年から展開されたシリーズですが、1年で3つもラインナップされました。
価格が高くなるほどできることが増えますが、自分に必要のない機能に数万円も出すのは勿体ないので、それぞれの特徴を把握して賢く選びましょう。
ルンバj7 | ルンバj7+ | ルンバ コンボj7+ | |
前面カメラ | |||
クリーンベース | |||
水拭き | |||
価格 | 9万9800円 | 12万9800円 | 15万9800円 |
基本的な性能のルンバj7

名前に「+」や「コンボ」が付かないルンバj7は最も安くシンプルな性能です。
ルンバj7の特徴である前面カメラなどで賢い頭脳であることや、掃除機としての能力は他の2機種と変わりません。
クリーンベースが付属しないのでゴミはすべてルンバ本体の中に溜めていきます。
本体のダスト容器はそこまで大きくないので、頻繁に容器内のごみを取り出す必要が出てきます。
ゴミの処理さえ手間でないならば最も安くルンバj7を購入できるモデルです。
使用頻度が低い方なら大きなデメリットにもならないかもしれません。
クリーンベースが付属するルンバj7+

ルンバシリーズでは「+」と名前につくものはクリーンベースが付属するモデルです。
ルンバj7+もルンバj7にクリーンベースが付属するモデルです。
クリーンベースが付属する以外は変化はなく、ルンバ本体はルンバj7と同じです。
クリーンベースはルンバの拠点となるベースにゴミ収集機能が付いている物です。
ルンバが掃除を終えてクリーンベースへ帰還すると、ルンバ本体のダスト容器からゴミを吸い上げてクリーンベース内の紙パックに回収します。
クリーンベースの紙パックはおよそ1年分のごみが入るので、1年に1度紙パックを変えるだけで良くなります。
水拭きまでするようになったルンバ コンボj7+
ルンバ史上初の掃除機と水拭きの両方を行えるモデルがルンバ コンボj7+です。
ルンバ本体も他の2モデルとは異なり、モップのや水のタンクを搭載した別物のルンバになっています。
j7シリーズですので前面カメラなどの特徴は同じです。
ルンバは賢いのでラグが敷いてあるかどうかまできちんと判別します。
その能力を使って、フローリングでは水拭きを行い、ラグが敷いてある場所ではモップを上に上げて掃除機掛けのみを行います。
ロボロックなども同じように水拭きまでできるロボット掃除機を出しています。
ただし、ほかのロボット掃除機はラグを感知してもモップを少し上に上げて避けようとするだけでした。
これでは毛の長いラグはモップに触れてしまって濡れてしまっていたんです。
ルンバ コンボj7+はモップをルンバ本体よりも高く上げるのでラグを濡らすことはありません。
ルンバj7/ルンバj7+はブラーバと連携させると水拭きもできる

ルンバと同じアイロボット社が展開する水拭きのロボットもあります。
それがブラーバというシリーズです。
同じ会社の製品なので同じアプリから操作が行え、ルンバとブラーバを連携させることができます。
連携させると、ルンバが掃除機をかけた後にブラーバが動いて拭き掃除するように動きます。
掃除機だけでいいやと思って購入したけれど、やっぱり水拭きもしたいと後から思ったらブラーバを買うことで解決できます。

ルンバj7の使い方

ルンバは使い方もとてもシンプルで分かりやすいです。
実際にどのような操作が必要なのかをお教えします。
スマホアプリとWi-Fiは必須
まず、ルンバの導入するにあたって必要な環境がスマホアプリとWi-Fiです。
ルンバへの設定や操作はすべてスマホのアプリから行います。
アプリからインターネットを経由してルンバに指示が送られるのでルンバがインターネットにつながっている必要もあります。
初期設定のもスマホのアプリで行います。
画面に出てきた指示に従うだけなので簡単です。
アプリから清掃の指示を出すだけ

アプリから「清掃する」を選ぶだけでルンバが掃除を始めます。
どの部屋を掃除するか選ぶこともできるので、キッチンだけ清掃させるなんてこともできます。
私の場合は、友人が急遽遊びに来ることになった時にとりあえずリビングだけでも急いで掃除してもらうときなどに使用します。
外出していてもアプリから操作できるのでありがたいです。
部屋のマッピングはほぼ自動
ルンバは掃除をするたびに部屋の構造を正確に把握していきます。
はじめのうちでも部屋の形状はしっかりと把握するのですが、掃除をさせていくとラグの位置やキッチンの位置まで推測します。
使い始めのころはルンバからマップに関するメッセージが来ることがあります。
「部屋の構造はこんな感じで間違いないですか」という確認や各部屋の分け方などを聞かれるので自分で入力するとより正確です。
私の場合だと、キッチンやソファの位置はルンバが特定していました。
キッチンやリビング以外の寝室などはマッピングできていましたが、何の部屋かまではさすがにわからなかったみたいです。
なので、自分でマップに部屋名を入力しました。
進入禁止エリアを設定してトラブルを回避させましょう
ルンバがマッピングしたマップ上で進入禁止エリアを設定できます。
触れてほしくないものが置かれている場合は進入禁止エリアに指定しましょう。
ルンバは家具には当たりながら脚の周りをキレイにしようとするので、デリケートなものは注意しましょう。
ギターや釣り竿など趣味の物を見える位置に飾っている人は要注意です。
スケジュール設定すれば完全に自動化する

ルンバを購入したら、スケジュールで動くように設定するのがオススメです。
スケジュール設定すれば決まった曜日の決まった時間に勝手に掃除を始めてくれます。
私は週に4回動く設定にしていて、そのうち2回はブラーバが水拭きをするようになっています。
時間は自分が家にいない時間帯を設定しましょう。
何もしなくても仕事に出ている間に勝手に掃除を終わらせてくれます。
自分では一切操作する必要がなくなるので掃除のし忘れや手間がなくなります。
たまにルンバ本体のお手入れをした方が良い

ルンバはブラシやタイヤなど多くの回転部が存在します。
ゴミがあるところを走るので、どうしても回転部に髪の毛などが絡まっていきます。
絡まりがひどくなると異音や動作不良に繋がります。
ルンバはメンテナンスも簡単にできるようになっているので、以下の箇所はたまに手入れして上げてください
- デュアルアクションブラシ(ゴミ吸引部)の軸
- エッジクリーニングブラシの軸
- タイヤの軸
エッジクリーニングブラシの取り外しにはプラスドライバーを使用しますが、ほかの箇所は工具を使う必要もなく取り外せます。
一度異音がしたことがありましたが、エッジクリーニングブラシに糸や髪の毛が大量に絡まっていたのが原因でした。
今は、1~2か月に1回ほど気が付いたときに手入れしています。

ルンバj7で経験したトラブルと解決方法
私がルンバをしていてトラブルが起きたのは半年で以下の4回ほどです。
それぞれの解決方法を簡潔に書いていきます。
帰還できないのは物理的な障害物が原因の可能性

超賢いルンバですが、はじめのころに1度だけクリーンベースに戻れていないことがありました。
クリーンベースを狭い場所に設置するとうまく戻れないことがあるようです。
私の場合もクリーンベースは左右にスペースがほとんどなく、クリーンベースへの通路も狭いです。
ルンバは何かに当たると角度を変えて走ることで避けようとするのですが、細い場所だとまわりに当たりすぎて走れなくなるのでしょう。
この時は、とりあえず手でクリーンベースへ戻してあげたら復活しました。
そして、クリーンベースの場所も何も手を加えていないのですが、あれから一度も帰れなかったことはありません。
ルンバが賢いからでしょうか。ブラーバはよく迷子になってます。
充電されていない

クリーンベースに帰っているのにルンバが充電されていない状態です。
考えられる理由は充電端子がうまく接触できていないこと。
何かのはずみでルンバの位置が少しずれてしまったり、充電端子にゴミが付いているのが原因です。
ルンバの位置をなおして充電端子を拭いてあげると正しく充電されました。
ダスト容器の詰まり

ダスト容器のごみの通り道はそこまで大きくありません。
なので少し大きめのごみを吸い込むと詰まります。
私の場合は、ティッシュペーパーの箱を開ける時に出るごみでした。
薄いので吸い込めはしたけど通らないって感じに。
大きいゴミは日ごろから自分で片付けましょう。
ダスト容器を外してゴミを取り除くと正常になりました。
走行時の異音

走行時の異音は可動部のどこかに何かを巻き込んでいる可能性が高いです。
回転する箇所が多いので髪の毛を巻き込んでいることが多いです。
髪の毛や糸を巻き込むのは仕方がありません。
たまに回転部の手入れをしてあげて異物を取り除いてください。
私が異音がしたのはエッジクリーニングブラシでした。
今までの経験上、エッジクリーニングブラシが最も糸が絡みます。
ルンバj7+を半年使った感想

私がルンバj7+を半年間アパートで使った素直な感想を簡潔にまとめます。
良い点と悪い点
良かった点
- 掃除が楽になり時間が短縮される
- 共働きでも勝手におそうじしてくれるので常に綺麗
- 床に物を置かなくなくなるので見た目もスッキリ
悪かった点
- 価格は高い(価値はある)
- 走行中はそれなりにうるさい
- クリーンベースにゴミを移す音がものすごくうるさい
掃除の時間が短縮されたことで精神的に楽になったうえに時間の自由が増えました。
掃除機ですのでやはり掃除中の音は大きめです。
これはルンバの運転時間を自分の外出時にするだけで気にならなくなります。
高価なので手が出しづらいのが難点ですが、とても良い家電です。
購入前に不安だったこと
購入前に考えていた不安と実際にどうだったかというのもお伝えします。
- 家具に傷をつけるんじゃないか
→思ったよりも当たり方が優しい - 消耗品の交換でお金が掛かりそう
→消耗品の寿命が結構長め - 全然ベースに帰らないって口コミが多い
→半年で1回だけ - 角の掃除が下手
→ちゃんと掃除する 家具の下敷きになってるのは無理
ほとんど大丈夫でした。
レンタルを行ってからの購入だったので消耗品のこと以外は安心して購入しました。
消耗品はルンバ購入時に交換用のパーツも買ったのですが、まだひとつも交換サインが出ていません。
おすすめはj7+
購入するのであれば、クリーンベースが付属するルンバj7+をおすすめします。
クリーンベースの紙パックに最大1年分のゴミを溜められるので、お手入れする時間も節約できるからです。
実際に使用していると、ルンバがカーペットをめくってしまう場合がありますので対策もご紹介しています。

ロボット掃除機のサブにおすすめの掃除機
ルンバが進入できない場所は自分で掃除機掛けをする必要があります。
ルンバが進入できないのは細いすき間の他に、ソファやベッドの上があげられます。
なので、ソファなどの布製品に強い掃除機がおすすめです。
レイコップの掃除機はUVを照射することで除菌ができるのでソファなどに向いています。

買ってよかった家電ランキング
共働きが買ってよかったと感じた家電をランキングにしています。
ルンバj7+は現在1位です。
他の家電については以下の記事から。
