評価:4.5
PCが必要な場面は多くあり、学業や仕事用にPC購入を検討する方は多いのではないでしょうか。
どうせPCを買うのならばゲームもできるPCが欲しいと思う方は私だけではないはず。
世の中のゲーミングPCは派手すぎてゲーム以外の用途では悪目立ちします。
「外で使っても恥ずかしくない」けど「しっかりゲームができる」ゲーミングPCを求めて「OMEN16」にたどり着きました。
今回の記事では派手じゃないゲーミングノートPCを購入した感想をお伝えします。
ゲーム以外でもゲーミングノートPCを使いたい方はぜひ参考にされてください。
デスクトップからノートに移ってわかった違い
私は高校生の頃にゲーム(主にマイクラ用途)目当てでデスクトップPCを購入し、10年近く使用してきました。
当時のバイト代で買える範囲で購入したのでスペックは満足できるものではなく、自分で中のパーツを交換しながら使用してきましたが限界を迎えます。
このブログを書いていてもっと手軽に使えるPCが欲しいとノートPC購入し、実際に半年間ほぼ毎日使用しました。
どっちも使ってきたからわかる違いを説明いたします。
コスパの差はもう気にしなくても良いかも
ノートPCはその限られたサイズに性能の高い部品を詰め込む技術が求められるので、コスパが悪いとされてきましたが、現在は気にするほど大きな価格差はないと感じています。
CPUやGPUが飛躍的に進化できるフェーズはすでに通り過ぎており、より省エネになり、よりコンパクトになるのがデスクトップにも求められます。
その恩恵は結局ノートで最大限に活かされるので、ノートの方がコスパ面では進化していっているのではないでしょうか。
冷却性能
冷却性能はデスクトップPCが圧倒的に上です。
中身のパーツがすべて同じ大きさだとすると、デスクトップPCとノートPCのどちらの方が隙間が多いでしょうか。
答えはデスクトップPCの方が大きいです。
ノートPCはあの薄さにすべて詰め込むので余裕がありません。
ゲームをすると各パーツはかなり熱を持ちますので、その熱を逃がす構造がゲームの性能差にも出ます(熱くなりすぎると性能が下がります)。
ノートPCは熱が逃げずらいので熱くなりやすいです。
拡張性
私のデスクトップPCは当時のバイト代で無理なく購入できる範囲で選んだため、スペックが高くはなくコスパ重視の感じでした。
使用していくとやはり進化していくPC性能に置いてけぼりにされます。
大学生の私はグラフィックボードを買い替え、メモリを増設したりしてどうにか環境についていきました。
これはPCケース内をいじりやすいデスクトップならではの延命術だったと感じています。
ノートPCは狭い空間にパーツを詰め込んであるので、基本的にパーツ交換ができるようには制作されていません。
ストレージの増加くらいならできますが、性能面で買い替えを検討する際は丸ごと買い替えになります。
各パーツの性能差
デスクトップとノートでコスパの差は狭まってきていますが、同じ数字名のパーツでもノート用のパーツの方が性能は低いです。
CPUの名前は最近ではデスクトップとノートでかなりはっきり分かれたので勘違いはしませんが、グラフィックボードはまだ似た名前です。
デスクトップ用の「RTX5060」とノート用の「RTX5060 Laptop」では同じ5060でもデスクトップ用の方が高性能になります。
排熱性や省スペース化で不利なノートPCは各パーツが名前の割に性能が低い点に注意です。
ゲームではコンセントはノートPCも必要
ノートPCならどこでもゲームができると考えがちですが、制限はあります。
電源ケーブルで充電状態にしていないとゲーミングノートPCは本気を出せません。
性能が高いから本気を出すにはバッテリーが持たないのか、出力が足りないのかわかりませんが、ゲーミングノートPCは基本的にこうなっているようです。
そして高性能=必要な電気も多いのが普通で、充電器のアダプタも大きくなります。
シンプルさが条件で「OMEN16」を購入
デスクトップの方がゲームに向いているのはわかっていましたが、それでも簡単に移動できるノートPCが欲しく、自分の好みに合うゲーミングノートPCを探しました。
もちろん価格や性能も大事ですが、ほとんどのゲーミングノートPCは見た目が派手すぎて外に出られないレベルでした。
そんな中、見た目を含めて様々な点で納得できたのが「OMEN16」でした。
見た目は大事
iPhone17PROシリーズの見た目が話題になりましたね(ちなみに買いました)。
スマホサイズですら見た目が気になるのにその何倍もでかくて、持ち運ぶこともあるノートPCの見た目がダサいなんてことは避けたいところです。
様々なメーカーのゲーミングノートを見ましたが、でっかくロゴがドーンとなっていたり、謎の色や光を放ちます。
ロゴも明らかなゲーミングで、外で使うには派手すぎます。
シンプルでスタイリッシュな方が間違えることはありませんので、「OMEN」の見た目が良かったのです。
派手なものをおしゃれに飾れるのはセンスが抜群の人だけなので、センスが無いのならシンプルにいきましょう。
性能は充電器以外に文句なし
ゲーミングノートPCを選ぶなら性能面を気にしない方はいないはずです。
私が購入した「OMEN16」の簡易的なスペックは以下になります。
- OS windows 11 Home
- CPU Core i7-14700HX
- RAM 32GB
- GPU GeForceRTX4070Laptop
- ストレージ 1TB SSD
- 液晶 16.1ワイドIPS QHD非光沢(2560×1440 240Hz)
RAMはデフォは16GBで32GBはオプションで追加料金を払いました。
これで私的にはほぼ文句ないスペックです。
しかし、詳細なスペックを確認すると気になる点が目に入りました。
充電 280W
最新のモバイルバッテリーから充電できるのは100Wほどです。
モバイルバッテリーからPCの充電は不可能だし、充電器がモバイルバッテリーより高出力=モバイルバッテリー並みにでかい可能性が想定できました。
価格も高くない
メモリを32GBかつ飲み物をこぼしたりして壊れても大丈夫なプランを3年分つけて25万円でした。
性能に対するコスパを求めれば選択肢はいくつもあるかと思いますが、なおかつ見た目がシンプルとなると候補が全然ありません。
「OMEN16」を見てコスパがめちゃくちゃ良いとまでは思いませんでしたが、好きな見た目でありながら性能に見合った価格だと感じました。
実際にゲーミングPCの組み立てで稼いでいた友人に話しても「良さげ」と言ってもらえました。
14と16で悩んだ
ノートPCを購入すると画面の大きさで悩むはずです。
画面が大きい=PCのサイズも大きくなります。
私は本業で14インチくらいのサイズを使用していたので14インチでも良いかと思っていましたが、私の購入時は「OMEN14」にはHyper Xのヘッドセットも含まれる謎プランしかなかったので16にしました。
- 家の中だけで移動したいorゲームの画面が大きい方が良い=16インチ
- たくさん持ち運びたい=14インチ
で良いと思います。
「OMEN16」を実際に使用して良かった点
「OMEN16」を購入して「半年間ほぼ毎日使用したからこそわかること」っていうのは実はないのですが、やっぱり良かったなと感じた点をご紹介します。
実物もしっかりシンプル
購入するまで実物を見る機会はありませんので、実物は画像よりも少し派手な可能性も否めませんでした(実はロゴがラメラメとか)。
実際に手元に来た「OMEN16」は想像通りのシンプルさで、OMENの文字部分は光沢感はあるものの黒色なので反射して光ることもありません。
キーボード下に「HYPER X」とか「16」と書かれているのはちょっとダサいですが、黒色で周りからは見えないので許せます。
ちゃっかり16の文字がある
個人的にはもう使っていないブランドの文字が… 昔はヘッドセット使ってましたこれがもし表に書いてあったら減点ポイントでした。
キーボードも文句なし
私はあまりキーボードにこだわりが無いのですが、仕事で使用しているlenovoの異なる機種2台のどちらよりも好きな押し心地です。
ノートPCのキーボードにしては打感がしっかりあります。
ちなみにテンキーはありません。
テンキーは無く、右側はこうなっていますこのキーボードは光るのですが、もちろん私は設定で光らせていません。
全部消しています普段使いでもキーボードの光にバッテリーは使わせないし、ゲーム時もそんなところに力を使っている場合ではありません。
光ったらこんな感じ
こんな感じで色まで指定可能です
ベンチマークも文句なし
私が「OMEN16」を購入した頃は「モンスターハンターワイルズ」が話題になったちょい後くらいでした。
買ってすぐにPC版のベンチマークを行ったところ快適にプレイはできそうな数値が出ています。
2.5kのフルスクリーンでもそれなりの数値がでます。
平均93fpsです。
フルHDのウィンドウ表示だともちろんもっと良くなります。
フルHDならなお快適最高設定で遊びたい方はもっとお金をかけたほうが良いとは思いますが、普通に遊べれば良い方には十分でした。
余計なソフトなし(多分)
PCを購入して最初に起動したときに萎えるのが、いらないソフトがデスクトップにあった時です(マカフィーとか)。
OMENは購入時にソフトを入れるかどうか選べたはずですのでいらないを選択してください。
OMEN専用の謎ソフトが入っていますが、クリーナーが入っているのでとりあえず利用しています。
気になる方はこれをアンインストールする手間はあるかもしれません。
マカフィーなどのアンチウイルスソフトは消すのも苦労したりするので注意です。
液晶やUSBポートも高性能
デスクトップPCはPCとモニターとキーボードを別々に購入するので組み合わせを好きに選べますが、ノートPCはこれらがひとつになっています。
どれかひとつに不満があってもそこだけを変えることはできません。
「OMEN16」は液晶もIPSのQHD非光沢(2560×1440 240Hz)とゲーマーでも文句なしのスペックです。
USBポートもハブを使えば物理的な数は増やせますが、本体の性能が低ければできることは限られます。
USB-TypeCのポートに関してはせめてThunderboltに対応していてほしいです。
(できればThunderbolt4、最新はThunderbolt5です)
背面には充電・有線LAN・USB-Aのポート
左側にはthunderboltのUSB-Cが2つとイヤホンジャック
右側はUSB-Aがひとつ充電器だけは妥協した悪い点
わかっていたことですが、充電器はでかいです。
もちろん重量もあります。
性能が高いゲーミングPCはみんな背負う宿命ですので諦めました。
RTX5000シリーズ搭載の最新モデルの方が電力も上がっていますのでさらに大きいかもしれません。
充電器まじでかい
充電器は当然それなりの長さがあるものですが、途中にあるACアダプタがモバイルバッテリークラスに大きいです。
iPhone13proと比較しかも謎にテカる部分の傷が目立ちます。
左側のテカテカ部の傷が目立つもちろん端子も丸いあれです。
簡単に代替品が用意できないやつ充電器が進化しない限り、この大きさの充電器を持ち運ぶしかありません。
モバイルバッテリーからの充電も不可能です。
コンセントプラグ部にはアース端子があるので注意
しっかりと高電圧の充電器ですのでアースプラグが付いています。
きちんとアースまで取るのが理想です。
アースプラグを指すところが無くても変換アダプタでアースを取れるようにすべきです。
では、アースが取れるコンセントが多いかと言われるとそんなことはありません。
非推奨ですが私はアース線付きのアダプタを付けたうえでアースを取らずに使用しています。
コンセントにはさせるけどアースを取れていない状態デスクトップPCもですが、基本的にゲーミングクラスの高性能PCにはアースを取るように作られているはずです。
どこに持ち出しても恥ずかしくないゲーミングノートPC
ゲーミングノートPCを探して見つけた「OMEN16」は期待通りのPCで大変満足しています。
充電器に関しても購入前からわかっていたので不満は無いのかなと感じていますので、購入を検討されている方の参考になり、購入後の不満を少しでも減らせたら幸いです。
最初の方に書きましたが、外にも持ち運びまくる前提ならば14インチサイズの方が適しているかもしれません。
今はRTX5000シリーズ搭載モデルが主流ですが値段は上がっていますのでご自身の想定使用環境と予算を踏まえてご購入を検討されてください。
共働きが買ってよかった家電
私のブログでは共働きの家事や育児・ペット飼育が便利になるものがメインですので、今回のゲーミングノートPCは対象外としました。
もし、共働きや一人暮らしの方で毎日の家事を減らして自分の時間を作りたいという方は下記の記事をご覧になられてください。



