評価:3.5
酒飲みすぎて喉が乾燥しやすい、もーたろす。
- 朝起きた時に喉が乾燥している。
- 花粉症でなかなか寝付けない。
- 家の空気を居心地よくしたい。
そんな方々にオススメなのが空気清浄+加湿をしてくれる空気清浄加湿器です。
なかでも一番おすすめなのがシャープの「KC-P50」です。
空気をキレイにするだけでなく、程よい湿度に維持してくれるのに2万円以下。(2023年3月時点ではAmazonでの取り扱いなし。同じ性能の旧型はあります)
2021年モデルですが、2022年モデルのKC-R50と性能差はありません。
実際にKC-P50を2ヵ月以上使用したレビューをします。
寝室での使用です。13畳までの部屋で使用できます。
私は、他にもダイソンの空気清浄機を使用中。(今はリビングで使用)
たった2万円で、住んでいる空間を快適にしたいという願いは叶います。
KC-P50の2か月使用レビュー。電気代が安いのに効果抜群
私がシャープの空気清浄加湿器「KC-P50」を購入した経緯は、12月にコロナにかかり、喉の痛みに苦しまされていたからです。
購入当時は職場で抗原検査をしても陰性だったので、すぐに欲しくて家電量販店で購入しました。
他にも、嫁が花粉症だったことも購入を決めた要因です。
加湿&花粉対策が目的でしたが、KC-P50は見事に両方の期待に応えてくれました。
KC-P50の気なる点5つ
買ってよかったと思える家電ですが、レビューするために悪い点をひねりだしました。
欠点というよりは気になる点って感じなので、気になる点として紹介します。
KC-P50の気になる点
- モードによってはうるさい
- モニターがまぶしい
- タンクの水が無くなるのが早め
- 本体を傾けると水がこぼれてくる
- 壁にひっつけられない
頑張ってひねり出したので、解決方法がわかっているものもあります。
モードによってはうるさい
KC-P50には花粉対策用の花粉モードがあります。
空気清浄の機能を上げている状態ですが、ちょっとうるさいです。
寝室で花粉モードのまま寝るには音が気になります。
他にも空気清浄の機能を上げるモードでは音が大きくなります。
空気をモニターしながら運転してくれる「おまかせモード」や「おやすみモード」では気になるほどの音はなりません。
基本的には「おまかせモード」で使用しましょう。花粉も気になりません。
モニターがまぶしい
寝室に置いているので、電気を消したときにモニターの発光が気になります。
これも設定で対応できます。
明るいときに見にくくなるのが嫌なので、私は発光が強いまま使用しています。
目を閉じている時にはさすがにわからないぐらいの発光です。
タンクの水が無くなるのが早め
基本的におまかせモードに設定していて、2日に1回は水が無くなります。
水をためっぱなしにするのも悪くなるので、水の交換頻度が多いのは良いことでもあります。
それでも交換する手間は面倒に感じることが多いです。
水は水道水の使用が推奨されています。
水道水は殺菌されているのでタンクに入れていても大丈夫とのこと。
天然水などは雑菌が繁殖するかもしれないので気を付けましょう。
本体を傾けると水がこぼれてくる
掃除しているときに気が付いたのですが、本体を傾けると水がこぼれ出てきます。
構造の問題なのでしょうが、知らずに傾けると水たまりができるので注意してください。
壁に引っ付けられない
シャープの空気清浄加湿機のエントリーモデルは、吸気口が背面にあります。
背面から空気を吸い込んでキレイにするので、壁にピタっと引っ付けると空気が吸いづらくなります。
電源コードも背面にあるので、壁にピッタリつけるのは諦めましょう。
KC-P50の良い点5つ
空気を良くしたい、特に喉の乾燥と花粉を対策したい思いでKC-P50を購入しましたが、正解でした。
KC-P50の良い点
- 程よい湿度を維持してくれる
- 花粉にもしっかり対応している
- つけっぱなしでも電気代が安い
- 空気清浄フィルターの手入れが簡単
- タンクは取り外しやすく、持ちやすい
手入れが簡単でランニングコストも安い、なのに空気質もバッチリ改善してくれる良い家電です。
程よい湿度を維持してくれる
空気清浄加湿機なので、加湿器としての機能も備わっています。
しかも、湿度をセンサーで感知して40%に保ってくれます。
加湿器と言われると、もわもわした水蒸気を常に出している家電を想像しませんか?
そんな家電でも湿度は上げてくれますが、湿度を上げすぎると部屋にカビが生える原因になります。
シャープの空気清浄加湿機は、湿度のセンサーを搭載しているので、湿度が上がりすぎる前に加湿を停止します。
エントリークラスのKC-P50では湿度の設定を変えることはできませんが、十分です。
湿度40%は、朝起きた時に喉は痛くならないけど、部屋にカビが生えるほどでもありません。
ちょうど良い湿度を維持してくれます。
花粉にもしっかり対応している
花粉専用モードがあるなど、しっかりと花粉にも対応してくれます。
専用のモードでなくても、おまかせモードで嫁さんの症状はマシになりました。
本気で花粉対策をするなら、窓を開けたり外に洗濯物を干したりしてはいけません。
空気清浄機を使用して室内の空気をキレイにしましょう。
電気代が安い
KC-P50はずーっとつけっぱなしでも電気代が安いです。
常に空気をキレイにするためにもつけっぱなしでも気にしなくて良いのは大事。
実際におまかせモードで1日使ったときの消費電力と電気代を計測しました。
1時間当たりの消費電力はおよそ3.2Wでした。
電気代の計測結果は1日で1.84円。1年間つけっぱなしでも700円以下です。(1㎾当たりの電気代単価が23円で計測)
花粉モードでは清浄機能が強くなる分、電気代が上がります。
花粉モードでは1時間当たり19.2Wです。
1日で10.43円、1年で3806円です。
基本はおまかせモードでの使用で大丈夫です。
花粉が気になるときにだけ花粉モードにしましょう。
基本的にはおまかせモードで花粉まで対応できると思います。
気にならない電気代で使用できて、効果がしっかりとあるのは最強です。
清浄フィルターの手入れが簡単
空気清浄機といえばフィルターの手入れが欠かせません。
KC-P50は掃除機で吸えばOK。
購入時に3枚封入されている「使い捨てプレフィルター」を使用した場合は、はがして付け替えるだけです。追加で購入しても安い。
とりあえず現在は買ったときに付いていた「使い捨てプレフィルター」を使用しています。
3か月近く使用してもまだ変える必要はなさそうなので、かなりコスパが良いです。
ダイソンの空気清浄機も使用していますが、こちらは手入れ不要の代わりに1年に1回ほど7000円越えのフィルターを購入する必要があります。
KC-P50は簡単に手入れできて助かります。
タンクは取り外しやすく、持ちやすい
取り外しはワンタッチだし、取っ手が付いていて持ちやすいです。
取っ手はスタンドにもなるので立てて置くこともできます。
本体横に付いているのがタンクです。
ぱっと見はわからないほどキレイにデザインされています。
上の方のロックをチャっと下に下げるだけで取り外せるのがありがたいです。
寝室で電気を消した後に水不足の表示に気づくこともありますが、真っ暗でも取り外せます。
KC-P50の注意点
KC-P50を購入するうえで知っておくべき注意点もご紹介しておきます。
KC-P50の注意点
- 対応できるのは1部屋ぐらい
- 掃除しないと喉に逆効果
欠点ではなく、使い方の問題です。
対応できるのは1部屋ぐらい
KC-P50の推奨使用面積は13畳です。
広い1部屋までは対応できますが、家全体は難しいです。
私の住んでいるアパートでもリビングで12畳なのを考えると、一軒家のリビングも厳しいと思います。
ワンルームに住んでいる方なら大丈夫。
寝室や子供部屋など、ピンポイントで使用しましょう。
掃除しないと喉に逆効果
KC-P50に限らず加湿器は全て手入れが必要です。
水を使用する以上はカビと戦うことになります。
私は2か月間、加湿フィルターの掃除をしませんでした。
すると、KC-P50を設置している部屋に入ると咳が出るようになりました。
加湿フィルターに手入れが必用だと気づいて取り出したころには、トレイがピンクに染まっていました。
お風呂掃除をさぼると出てくるピンクカビです。
加湿機能の手入れは、きちんとサインが出るので見逃さないようにしましょう。
お金かけて喉に逆効果なんて最悪です。
まとめ 空気清浄機はエントリークラスで十分
KC-P50で喉の乾燥も花粉も対策できました。
臭いとかも気になりません。
これ以上の機能を望む方は少ないと思います。
やたら高級な空気清浄機を購入しても違いはあまりわからないと思います。
もっと高い空気清浄機を購入した方が良い方は、13畳より広い空間で使用したい方です。
13畳以下の部屋ならシャープのエントリークラスで十分です。
型落ちのKC-P50と現行のKC-の50価格
KC-P50は2021年の冬に発売されたモデルで、2022年にKC-R50という新型が発売されています。
しかし、シャープのエントリークラスの空気清浄加湿機は型落ちを買った方が良いです。
値段が一気に下がります。機能は変わりません。
新型は高く、旧型は安い。性能は同じ
型落ちをオススメする最大の理由が価格です。
新型は4万円ほどします。
型落ちになるだけで2万円です。
機能の差はありません。
去年はKC-P50が4万円でした。新型になるだけで値段が倍になるのです。
KC-R50も1年後には2万円になっているはずです。
機能が変わっていないなら安い方を買った方が良いというのが結論です。
私はちょうど新型との入れ替え時期に家電量販店に行き、1万5000円で購入できました。
KC-P50の特徴と新型との比較
KC-P50の機能をご紹介します。
他の空気清浄機と比較したい際に参考にしてください。
KC-P50の特徴
- プラズマクラスター7000を搭載
- スピード循環気流
- 花粉運転
- おやすみ運転
- パネルを外さずに掃除
- 加湿機能
- ハンドル付き給水タンク
- 使い捨てプレフィルター付き
- 13畳まで使用可能
レビューの段階でお伝えした内容がほとんどなので、まだ紹介していないものを簡単にご紹介します。
上位機種に比べてプラズマクラスターの濃度は低いです。
しかし、この値が増えても効果を実感するのは難しいと思います。
しっかりと室内の空気を循環させるから、空気清浄の効果をしっかりと発揮できるっていうもの。
これに関してはどのメーカーも似たようなうたい文句だから、比べるのが難しいです。
新型のKC-R50との違い
何度か書きましたが、最新型との性能差はありません。
同梱される付属品が異なります。
KC-R50(2022年発売)とKC-P50(2021年発売)は、発売年の違いのみで、仕様の違いはありません。
ただし、KC-R50には加湿プレフィルタ2枚が付属します(KC-P50には付属しません)。引用元:シャープ公式サイト
型落ちのKC-P50には「使い捨てプレフィルター」が付属し、新型のKC-R50には「使い捨て加湿プレフィルター」が付属します。
どちらも使い捨てなうえに、単品で安く購入ができるので選ぶ基準にしなくていいです。
型落ちと新型で値段差が2万近いので、型落ちのKC-P50が圧倒的におすすめです。
2世代前になりますが、KC-N50も性能は変わらずAmazonで安く手に入ります。
P50と価格差は大きくありませんが、AmazonにP50が無い(2023/03)のでネットで買いたいならN50もアリです。
上位機種との違い
KC-P50はシャープの空気清浄機の中でも安いエントリークラスです。
上位機種は何が違うのかを比較します。
高価な機種ほど性能が高い
当然ですが高価なモデルほど性能も良いです。
主に以下の性能の差が出ます。
モデルによる差が出る機能
- プラズマクラスターの濃度
例:プラズマクラスター7000、プラズマクラスター25000 など - 推奨部屋面積
- 無線LAN(Wi-Fi接続)
- センサー
プラズマクラスターの濃度が高いほど効果が強いです。
推奨部屋面積はプラズマクラスターが機能できる範囲になります。
空気清浄や加湿だけならばもっと広い部屋でも使えますが、プラズマクラスターがあまり機能しないので消臭などは難しくなります。
センサーはKC-P50が「ニオイ」「温度」「湿度」のみになりますが、上位モデルには「ホコリ」と「照度」のセンサーも付きます。
性能が良いに越したことはないですが、値段が高くなるので自分にちょうど良いモデルを選びましょう。
私は13畳以下の部屋で使用するなら、やはりKC-P50がおすすめです。
ちなみに、上位機種も型落ちと新型で変化なしです。
シャープの空気清浄機の性能比較表
簡単に性能の比較表を作成しました。
より詳しいものが公式サイトにあります。
機種 | KC-P50 | KI-PS50 | KI-PX70 | KI-PX75 | KI-PX100 |
---|---|---|---|---|---|
プラズマクラスター | 7000 | 25000 | 50000(NEXT) | 50000(NEXT) | 50000(NEXT) |
推奨部屋面積 | 13畳 | 13畳 | 16畳 | 18畳 | 23畳 |
無線LAN | |||||
センサー | ニオイ 湿度 温度 |
ニオイ 湿度 温度 |
ホコリ ニオイ 湿度 温度 照度 |
ホコリ ニオイ 湿度 温度 照度 |
ホコリ ニオイ 湿度 温度 照度 |
価格 | 約2万円 | 約3万円 | 約4万円 | 約5万円 | 約7万円 |
一番安いKC-P50でもしっかりと効果は実感できます。
脱臭まで徹底したい場合と、13畳より広い部屋で使用したい場合は上位機種も検討されてください。
症状があるなら早く買うべき
たった2万円で購入できて、電気代も1年で700円以下でキレイな空気が手に入ります。
特に、花粉症やホコリアレルギーなどの症状が出ているならば、すぐに購入すべきです。
まだ手が出せない値段だと感じる方はレンタルもオススメです。
美研でレンタルする場合、お金がかかるのは日々のレンタル料だけですが、交換時期になると交換用のフィルター類が送られてきます。
レンタル料以外の費用は一切かかりません!【レンタル空気清浄機】
継続利用で本体も新型に交換してくれるのでオススメです。
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