乾燥に弱い、もーたろすです。
シャープの加湿空気清浄機の記事で書いた通り、お手入れをサボっていたら、喉に逆効果な家電になってしまいました。
サボってしまいがちなお手入れの方法をこの記事で解説します。

一応、取り扱い説明書にもお手入れ方法は書いてありますが、
っていう私のヨメちゃんと同じタイプの方にもわかりやすく説明します。
他にも消耗品の交換や、お手入れがもっと簡単になる「使い捨てプレフィルター」についても触れます。
この記事で分かる事
- 加湿空気清浄機のお手入れをサボるデメリット
- シャープの「KC-〇50」のお手入れ方法
- 純正消耗品の使用方法と効果
今回ご紹介するお手入れ方法は2018年~2022年発売モデル(2023月時点で最新機種)まで同じです。公式サイトでも違いがないことがわかります。
KC-R50(2022年発売)とKC-P50(2021年発売)は、発売年の違いのみで、仕様の違いはありません。
引用元|シャープ公式サイト
このような感じで、使用の変わらぬまま新型が発売されているので、以下の型番では同じお手入れ方法になります。
この記事とまったく同じお手入れ方法の機種
- KC-R50(2022年発売)
- KC-P50(2021年発売)
- KC-N50(2020年発売)
- KC-L50(2019年発売)
- KC-J50(2018年発売)
型番は本体の操作パネル部に記載があります。
今回使用するのはKC-P50です。

上記以外のKCシリーズでも基本は変わらないので参考にしてください。
お手入れランプが点灯!放置すると喉に逆効果

家電のお手入れってサボりがちですよね。買ってから電子レンジや冷蔵庫の手入れをしない方も多いのでは?
ちょっとした手間が面倒に感じる気持ちはわかりますが、空調家電だけはきちんとお手入れしましょう。
空気清浄機やエアコンなど、住んでいる空間に直接影響を及ぼすので、サボってしまうと病気の原因になることもあります。
シャープの空気清浄機はお手入れが簡単なので、ぜひやってみましょう。
フィルターお手入れランプが付いたら掃除しよう

フィルターお手入れランプが付いたら、お手入れをしましょう。
シャープの空気清浄機(KC-から始まるモデル)は3つのフィルターが付いていて、それぞれお手入れが必要です。
お手入れが必要な箇所
- 集じんフィルター
- 脱臭フィルター
- 加湿フィルター
- センサー部
- 後ろパネル
フィルターお手入れサインは加湿フィルターの清掃タイミングに合わせて点灯します。(24時間使用で1ヵ月ほどで点灯)
集じんフィルターと脱臭フィルターも同じくらいの頻度でお手入れを行えば良いので、お手入れランプが点灯したタイミングで3つとも掃除しましょう。
この記事でお手入れ方法を解説します。
終わったら加湿ボタンを長押しして、お手入れランプを消しましょう。
お手入れしないと喉に逆効果

加湿空気清浄機は空気をキレイにしながら乾燥対策もしてくれます。
いちばん効果がわかりやすいのが喉が痛くならない点なのですが、放置すると喉に悪影響を及ぼします。
はじめてお手入れランプが点灯した時、背面のフィルター(集じん&脱臭)のフィルターのお掃除だけを行いました。
2つのフィルターは開封時に自分でセットするので覚えていたのです。
一度も触れることのなかった加湿フィルターの存在を完全に忘れていました。
そのまま運転を続けていると、加湿している部屋にいる時だけ咳が出るようになりました。
加湿機のせいだと気が付いて、開けてみると一面ピンク色になってました。
正直言うと、加湿フィルター以外はお手入れしなくても大きな害にはなりません。
加湿フィルターだけは絶対にお手入れしてください。
シャープ「KC-〇50」シリーズのお手入れ方法は簡単

シャープの加湿空気清浄機の中でもコスパが高く人気な「KC-」から始まるモデルのお手入れ方法をご紹介します。
掃除機と水道があれば大丈夫です。
- 集じんフィルター → 掃除機で軽く吸う
- 脱臭フィルター → 掃除機で軽く吸う
- 加湿フィルター → 水洗い
センサー部分と後ろパネルも掃除機で吸い取るとなお良い。
冒頭でも書いた通り、2018年以降に発売されたものはお手入れ方法が同じです。
見た目も変わっていないので、写真と似た見た目なら同じ方法になります。
この記事とまったく同じお手入れ方法の機種
- KC-R50(2022年発売)
- KC-P50(2021年発売)
- KC-N50(2020年発売)
- KC-L50(2019年発売)
- KC-J50(2018年発売)
お手入れを行うときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。

「集じんフィルター」「脱臭フィルター」のお手入れ方法

- 集じんフィルター
花粉やホコリなど、空気中のゴミを取り除くためのフィルター - 脱臭フィルター
活性炭を用いてニオイを消すフィルター
集じんフィルターと脱臭フィルターは本体から取り外して、掃除機で軽く吸うだけでOKです。
お手入れをサボるとそれぞれの機能が落ちてしまいます。
この2つのフィルターは水洗い・天日干しは絶対にNGです。
強くこすって拭き掃除などもしない方が良いと思われます。
間違ったお手入れを行うとフィルターとしての機能を失います。
取り外し方法

購入した時に自分でセットする必要があるフィルターなので、取り外し方も知っている方が多いかもしれません。
一応、説明しておきます。
集じんフィルター・脱臭フィルターを取り外す流れ
- 後ろパネルをはずす
- 手前にある脱臭フィルターを取り出す
- 奥にある集じんフィルターを取り外す
後ろパネルの上部にくぼみが2か所あるので、くぼみに指をかけて手前に引くと外れます。

すると脱臭フィルターが出てくるので取り外します。

脱臭フィルターを外すと、奥の集じんフィルターが取り出せるようになります。

戻すときは集じんフィルターの向きに注意してください。
集じんフィルターがタグが手前になるように取り付けます。

脱臭フィルターのは向きがありません。
お手入れ方法

床が汚れないように、フィルターを新聞紙などの上に置きましょう。
フィルターの汚れを掃除機で吸います。

掃除機はブラシが回転するので、持っているなら回転ブラシのついていないアタッチメントを使用すると良いでしょう。


このようなアタッチメントが付いている掃除機が多いはずです。
集じんフィルターと脱臭フィルターのお手入れは掃除機で吸うだけで終了です。
簡単ですね。
フィルター交換時期 寿命10年

「集じんフィルター」「脱臭フィルター」の寿命は10年です。
交換時期が来たら新品に交換しましょう。
10年も交換しなくて良いなら、寿命の前に新しい機種に買い替えたりしているかもしれませんね。
一応の目安が10年というだけなので、汚れが気になったら交換しても良いです。
「加湿フィルター」のお手入れ方法

加湿フィルターが水を吸い上げて、通過する空気を加湿します。
水に触れている部分なので、きちんとお手入れしないとカビの原因になります。
カビが生えていると、空気中にカビ菌をまき散らすことに。
加湿フィルターは基本的に水洗いで大丈夫です。
汚れがひどい場合は重曹やクエン酸を使用してつけ置き洗いを行いましょう。
また、水タンクも補充する時に軽く洗うと良いです。
取り外し方

加湿フィルターは少しわかりにくいところにあるので、存在に気が付いていない方もいるかもしれませんね。
加湿フィルターの取り外し方を解説します。
- 本体からタンクを取りはずす
- トレーを少し持ち上げて引き出す
- トレーと加湿フィルターを分離させる
加湿フィルターを取り出すには、はじめにタンクを取り外します。

タンクが付いていた場所の下がトレーです。

少し持ち上げて引き出すとはずれます。
中に水が入っているので注意してください。

トレーに乗っている円形のものが加湿フィルターです。

加湿フィルターは、フィルターと枠に分解することもできますが、お手入れでは枠に入ったままで大丈夫です。
フィルター交換時には枠からフィルターを取り出します。
お手入れ方法

水で流すように洗えば大丈夫です。
良くわからないまま洗剤を使用するのはやめましょう。
ちょっとした汚れ程度なら、指でこすると落ちます。
汚れがひどい場合

白いかたまりや水垢がとれない場合は、つけ置き洗いを行います。
つけ置き洗いで用意するもの
- 水アカや臭いが取れない場合 → 重曹
- 白いかたまりが取れない場合 → クエン酸
重曹もクエン酸も家電の手入れに使用する頻度が高いので、持っていない方もぜひ購入してみてください。
重曹を使用したつけ置き洗い
- 水1Lあたり重曹約36g
- 約30分~60分つけ置く
- 最後にしっかりと水で流す
クエン酸を使用したつけ置き洗い
- 水1Lあたりクエン酸約6g
- 約2時間つけ置く
- 最後にしっかりと水で流す
重曹もクエン酸も、トレーと加湿フィルターのつけ置きに使用できます。
トレーの場合は直接水をためて、加湿フィルターは桶に水をためてフィルターを付けましょう。


最後はしっかりと水ですすいで重曹やクエン酸が残らないようにしてください。
フィルター交換時期 寿命10年

加湿フィルターも10年に1回の交換です。
10年経たなくても、対処できないほどカビが生えたりしたら交換して良いでしょう。
センサー部と後ろパネルもついでにお手入れ

センサー部と後ろパネルも次いでに掃除しときましょう。
掃除機で吸うだけです。
センサーの場所

空気が出る部分の両側にセンサーがあります。
後ろパネルの場所

本体の背面の部分です。
フィルター以外にもある消耗品

各フィルターは10年で交換でしたが、交換ができるものは他にもあります。
フィルター以外の消耗品
- Ag+イオンカードリッジ
- 使い捨てプレフィルター
- 使い捨て加湿フィルター
上記の消耗品は無くても使用上の問題はありません。
購入時から付属されているのはタンクについているAg+イオンカードリッジのみです。
いずれも、使用していると汚れを抑制できます。
しかし、お手入れしなくてよくなるわけではないので注意です。
キレイに使い続けたい方は購入すると幸せになれます。
Ag+イオンカードリッジ

購入時からタンクの裏についているのがAg+イオンカードリッジです。
私は、はじめから付属していないものだと勘違いして購入しました。
- 効果
タンク内のヌメリとニオイを抑える - 交換頻度
約1年に1回
タンクのフタの裏についています。
交換も簡単で、回すだけで付け外しが行えます。

無くても大丈夫なものにはなりますが、はじめからついている分、無くなると気になるかも。
使い捨てプレフィルター

本体の裏(後ろパネル)に取り付けます。
2021年モデルのKC-P50だと、購入時に3枚付属します。別売りで購入可。

- 効果
大まかな汚れを取り除き、後ろパネル・集じんフィルター・脱臭フィルターの汚れを低減させる - 交換頻度
1ヵ月に1回
他のフィルターに空気が通る前に、大まかな汚れを取り除きます。
他のフィルターへの汚れを低減してくれるので、フィルターの寿命も良くしてくれるはず。
たまにタンクで挟んでしまうのが欠点です。

フィルターお手入れのタイミングで取り換えましょう。
使い捨てプレフィルターを使用するなら、フィルター掃除の頻度は下げても大丈夫です。
取り付けは、使い捨てプレフィルターに付属するマジックテープを使用します。

使い捨て加湿プレフィルター

加湿フィルターの使い捨てプレフィルター。
2022年モデルのKC-R50には2枚付属します。別売りで購入可
私は使用していません。
- 効果
加湿フィルターの汚れ低減 - 交換頻度
- 1ヵ月に1回
加湿フィルターに乗せて使用します。
枠の中のフィルターに直接乗せましょう。
フィルターの汚れは低減できても、トレーは汚れるのでお手入れへの影響は微妙。
加湿される空気をできるだけキレイに保ちたい方向けです。
お手入れは簡単なので、キレイに保とう!

シャープの加湿空気清浄機のお手入れ方法を解説しました。
難しいことはないので、この記事を参考にお手入れしてみてください。
せっかく空気を快適にできる家電を使っているのに、逆に汚してしまうのは本末転倒です。
意味のないことに電気代を使ってしまう前に、ぜひお手入れを。
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シャープの空気清浄機は現在7位です。
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