評価:4
共働きが猫を飼う事に賛否両論の意見があるでしょう。
我が家はヨメちゃんが実家で子供の頃から猫を飼っていた経験を少し頼りにして猫を飼う事にしました。
共働きで猫を飼うのであればできる限り人がいなくてもできることを増やしたいとヨメちゃんに伝えると、ヨメちゃんからとある首輪を紹介されました。
それが「Catlog」です。
人間でいうスマートウォッチみたいなもので、つけているだけでいろいろな健康状態を記録してくれます。
今回の記事では実際に半年使用して感じた点をご紹介します。
この記事でCatlogは
- どれくらい猫のことを記録できるのか
- 充電の頻度はどのくらいか
- 脱走時の機能はどんなものか
- 耐久性はどれくらいか
- サブスクやサポートの対応は良いか
といったことがわかります。
共働きに限らず一人暮らしはもちろん、猫にお留守番させるのに少しでも不安がある方はぜひ参考にされてください。
家を離れている間に猫が大丈夫かどうか、より安心を得られるようになるIot首輪です。
Catlogシリーズは猫の健康管理補助になる

今回紹介するのは首輪ですがCatlogは他にもトイレの下に置いて使用するボードタイプのCatlog Boardもあります。
首輪もボードも猫の健康管理を補助する機能を持っており、アプリに様々な状態を記録してくれます。
これにより猫と離れている時でも猫の状態を確認できますし、異常を感知すると知らせてくれます。
ペットカメラでも状態を見ることはできますが、常に見ていることは難しいです。
愛猫の異変を見逃さないために使用することをおすすめします。
首輪は様々なカラーがありますし、首輪が苦手な猫用にボードもありますので、ラインナップが気になる方は公式サイトをご確認ください。
Amazon等では取扱が少ないです。
Catlogの首輪で検知できること

Catlogの首輪で検知できるのは以下の点です。
- 食事
- 水飲み
- 運動
- 睡眠
- 毛づくろい
- 体温
- 呼吸数
- 嘔吐(β版)
また上記の記録から日々の状態スコアも教えてくれます
- 元気スコア
- ストレススコア
- 睡眠スコア
過眠や不眠にも敏感に反応するので助かっています。

Catlog首輪の使用感

我が家の猫に半年間使用した感想は、やはり安心感が増したと感じました。
もちろん、Catlogの首輪を付けていればアプリだけ見ていれば良いなんてことはありません。
あくまで補助ですので、これだけで完璧には状態を感知できませんが、常に猫を見ていられないのであれば情報は少しでも多い方が安心できます。
状態検知はどちらかというと悪そうな内容を送ってくる

繰り返しになりますが、状態検知は完璧ではないです。
では、異常を見逃してしまうのかというと今のところそんなことはありません。
どちらかというと悪い方向に考えて心配してくれる記録ばかりです。
β機能とはいえ、吐いてないのに吐いたのではないかと心配してくれたり、年齢的に多分大丈夫だけど呼吸が荒くなっていないかなど通知が来ました。
実際にはすべて問題なかったのですが、些細な変化に心配性な感じで通知してくれるので安心できます。
今のところ異常を見逃してしまったということはありません。
首輪の合う合わないは必ずある

Catlogの首輪を付けることで様々な状態を記録できますが、首輪を嫌がる猫は多いのではないかと思います。
実は、我が家の猫も少し嫌がっているように伺えました。
嫌がる猫に無理やり付けるのも良くないと思うので、首輪が合わないのであればCatlog Boardの方もご検討ください。
サイズが結構重要かもしれません

首輪を嫌がるのはサイズが合っていない可能性も考えられます。
思っているよりも小さめなサイズでピッタリ目な方が邪魔に感じないかもしれません。
実際にネット上でも嫌がっていたけれどサイズを落としたら問題無かったという意見も見受けられました。
その口コミを見て我が家もサイズをひとつ落としたところ良い感じになりました。
首輪が大きいと足で引っ張って外せそうな雰囲気があったので、ピッタリサイズの方がおすすめです。
練習用の首輪もある

Catlogの首輪を購入してから結局、猫が嫌がって付けなくなったらもったいないですよね。
Catlogから練習用の首輪も出ていますので、不安な方はまず練習用を購入するのも手だと思います。
無理そうならCatlog Boardを検討できるので、不安な方にはおすすめします。
アプリから常に確認できるので安心感がある

Catlogの首輪を使用している間は常にアプリに状態を表示してくれます。
リアルタイムで「くつろいでいる」とか「歩いている」といった情報を教えてくれます。
直近の状態から元気・ストレス・睡眠をスコア化してくれるので状態の把握がしやすいです。
また、猫日誌に今までの状態が1時間ごとにまとめられるので過去のことも知れます。

使用して半年以上経ちますが、使い始めた日まで遡って確認することもできました。
データの記録はサブスク方式

Catlogを使用するうえで最もデメリットとなるのが、サブスク方式である点です。
首輪自体は買い切りですので一度の支払いで済むのですが、その後データを取るのに月々料金がかかります。
1猫あたり980円/月と決して安くない値段です。
しかし、このおかげで長期間データを保管できるほか、Catlogの解析精度の向上や新サービスにつながっていきます。
サブスクは1猫での料金になりますので、1猫に首輪もボードの両方を使っても値段は変わりません。
替えの首輪を持っていてもサブスクの料金はかかりませんが、次に紹介するように充電切れはあまり気にしなくて良いので首輪は1つで良いでしょう。
充電は月に1回しなくても良いくらい

私が使用しているのは首輪の「Catlog 2」で充電は月に1回しなくても良いくらいです。
旧モデルは充電が2週間程度しか持ちませんので断然2をおすすめします。
首輪の残電量はアプリの見やすいところに常に表示されているのですぐにわかります。
脱走した時に探すための補助機能

Catlogには脱走した後にも探せるように補助的な機能が付いています。
勘違いしやすいですがあくまで補助機能です。
ずっと位置を特定し続けられるわけではありません。
脱走しても探し出せるというと位置情報、つまりGPSが内蔵されていると考える方もいると思いますが違います。
Catlogの首輪にGPSはありません。
猫が脱走した旨をCatlog側に伝えると、ほかの家庭のCatlogホームの通信圏内に首輪を検知した際に教えてくれるのです。
つまりCatlogを使用している家庭のそばを脱走猫が通らないとわかりません。
なのでCatlogを使用している人が増えるほど効果があります。
Catlogの首輪の耐久性

Catlogの首輪が様々なデータを記録できるIot首輪だとお伝えしました。
そんな機能を小さな首輪の一部に詰め込むのですから、精密機械的なものなのは想像できますよね。
割と頑丈なニンテンドースイッチですら知性のある人間の子供でも壊してしまう可能性を考えます。
好きに動き回る猫ならなおさら壊す可能性は高いかもしれない。と不安に思った方がいるかもしれません。
実際に使った私から「安心してください」と言いたいところですが、壊れ(?)ました。
噛みまくってべこべこになった

我が家の猫は首輪を引っ張って噛むことが多々あり、どんどん噛んだ後が付いてきて最終的に中身の基盤が露出しました。
噛まれてもかなり耐えていましたが、やはりずっと噛まれると壊れます。
これは、首輪が首に対して余裕がありすぎて簡単に脚を入れて引っ張れたのも理由として考えられます。
マンチカンは大きめを推奨されていたのでMを使用していましたが、現在はSに変えています。
首輪を小さくしたところ全く噛まなくなりました。
べこべこでも記録に問題はなかった

Catlogの首輪を噛みまくり、中身の基盤が見えていたので怖くなり使用を中止しました。
同じ状態になったら使用を中止することを推奨します。
ですが、この状態でも機能的には問題は起きておらず、しっかりと記録していたので簡単にぶっ壊れはしないのかなと感じました。
逆に言うと、アプリから記録だけ見ていても故障に気付かないので、首輪の状態も定期的に見てあげないといけないと思います。
アフターサポートは評判が良い

サブスク形式なので、すでに購入していてもしっかり客ということで対応はかなり丁寧です。
口コミでも評判は良い意見が多く見受けられました。
実際に首輪が壊れたことで問い合わせをしましたが、かなり丁寧に対応していただけました。
スタッフは優しいです。
が、料金は優しくありませんでした。
修理費たっかい

スタッフに修理について問い合わせたところ、かなり親身に対応していただけました。
しかし、修理費は高額で親身なスタッフさんからは「買いなおした方が良い」と言われました。
基盤が見えるほどだったので、その前段階の外側かへこんでいるだけなら安く対応してくれていたかもしれません。
手遅れになる前に、噛む癖がついていたら相談した方が良いと思います。
私は結局買いなおしました(ホームは使いまわせるので首輪だけ)。
それでもCatlogがないと不安だった

修理費が高くつくので新品を再購入する結果になりましたが、買いなおしてでもCatlogの首輪による安心感が欲しいと感じました。

猫は自分の体調をわかりやすくは教えてくれません。
私の母親も猫を飼っていましたが、まるで飼い主に気付かれないようにしているかのように急に亡くなったと言っていました。
また、まさかのタイミングですが、この記事を執筆中にヨメちゃん実家の猫も急に亡くなりました。
猫は病気やケガをしても私たちでは気づかないような振る舞いを見せるのです。
youtubeで人気なブリーダーですら骨折に少しの間気づかなかったことがあると言っていました。
猫の一生を背負う覚悟がきちんとあって飼っていくのなら、できる限り環境は整えていきたいですよね。
猫自身も飼い主も安心を得るための首輪だと感じました。
買ってよかった家電
共働きが買ってよかったと感じた家電をTOP10に厳選して紹介しています。
TOP10に厳選しているのでペット向けの家電は残念ながらランクインしていませんが、やたらとたくさん紹介しているよりは参考になると思いますので、興味があったら是非ご覧になられてください。
