実家を出て、自分で家電を揃えるようになって2年半のタイミングで家電のリコールを初体験しました。
リコール対象になったのはパナソニックの衣類乾燥除湿機(2021年発売)です。
新しいモデルに無償で交換ということで特した気分でしたが、手続きや対応が面倒でした。今回の記事は「リコール対象になったらどうなるのか」という内容です。
- リコールの通知がどうやって届くのか
- リコールになった時の対応方法
- 代替品が届いてから、商品を返送するまでの手順
(パナソニックの場合です)
対応が面倒に感じたので、愚痴多めになりそうですが誰かの役に立つと信じて書きます。
購入した家電量販店から封書が届く
リコールを知ったキッカケは家電量販店からの郵便です。
封筒の雰囲気で変なセールスじゃないと感じました。
何となく内容を察した
「この雰囲気だとリコールか?」
「この家電量販店で購入した家電はひとつしかない。」
そんな感じで何となく内容を察しました。
内容を見るとやはりリコールで、対象はパナソニックの衣類乾燥除湿機です。
対応方法が記載された紙が同封されていました。
封書が届いたのは6月。リコール発表は4月。
衣類時嘉津乾燥機がリコールになっていたとは知らず、調べてみると2か月前にはパナソニックから発表されていました。
家電量販店からの封書が来るのが2か月ほど遅れていましたが、しっかりと購入者を調べて対応してくれている点には好感が持てます。
一度きりの買い物だったけれど会員登録しておいてよかったと感じました。
使っていて問題を感じたことはなかった
今回リコールになったパナソニックの衣類乾燥除湿機ですが、使用していて不満はありませんでした。
買ってよかったと感じている家電
パナソニックの衣類乾燥除湿機は買ってよかったと感じている家電として記事で紹介しています。
もともとは部屋干し派だったので、衣類が乾かない問題や生乾き臭の対策として購入しました。
今ではドラム式洗濯機を購入し、洗濯物を干すことはほとんど無くなりましたが、乾燥機NGの服やアウトドアの道具を乾かすのに重宝しています。
少し焼けたようなニオイがすることも
使用した後の部屋で少しニオイがすることはありました。
焼けたようなニオイで、衣類乾燥除湿機が熱を持っているのは間違いありません。
ドライヤーを長時間使用した後と同じ感じのニオイです。
今回のリコールはモーター部が熱を持って発火する恐れがあるという内容だったので、実は危なかったのかも。
リコールの対応方法
実際のリコールへの対応方法をご紹介します。
手続きを行ってから代替品が届くまで2か月かかりました。
できるだけ早めに手続きする事をおすすめします。
リコール対象か確認
まずは自分の持っている家電がリコール対象で間違いないか確認します。
公式ホームページや届いた封書の内容にリコール対象の詳細が記載されているので、自分の製品の型番と同じか確認しましょう。
違うのに問い合わせるとなんか恥ずかしいので、確認をしてから問い合わせることをオススメします。
メーカーへ問い合わせ(電話・インターネット・LINE)
リコール対象で間違いなければ、メーカーへ問い合わせます。
パナソニックの場合、3つの方法が案内されました。
- 電話(音声ガイダンス)
- インターネット
- LINE
3つとも試してみましたが、LINEがわかりやすく簡単に感じました。
電話では音声ガイダンスの通りに進めていくのですが、家電を見ながら音声に従うのは間違えやすいと思います。
インターネットかLINEでの問い合わせをおすすめします。
LINEでの問い合わせ手順
最もわかりやすいと感じたLINEでの問お合わせ方を紹介します。
まずは記載されているURLかQRコードを読み取り、専用ページへ移動しましょう。
パナソニックの対応用のアカウントと友達になる必要があります。
友達追加画面になるので追加しましょう。
追加するとメッセージが送られてきます。
指示に従い、製品の型番が記載されている部分の写真を撮影し、送りましょう。
ちなみに、リコール対象を複数台持っている場合はLINEからの受け付けはできないようです。
しっかり判定できる写真ではない場合、再撮影かwebサイトでの登録を進められます。
(本気で間違えてシャープの空気清浄機を撮ってました……)
きちんと読み取ってもらえると、型番が間違っていないか確認のメッセージが送られてきます。
「はい」を選択後、webサイトへ誘導されます。
webサイトにて対象であるかどうかの判定と、対応方法が案内されます。
新しめの機種の場合は代替品(新型)への交換、古い機種はお金での保障です。
あとは画面に従って情報を入力しましょう。
代替品が届くまで2か月ちょいかかりました。
代替品が届くまで2か月。返送が面倒
2か月以上たったころに代替品が届きました。
新型が無料でもらえるのは嬉しいですが、リコールとなった製品をこちらから返送しなくてはいけません。
返送するために段ボールに詰める
代替品と一緒に返送用の段ボールも届きます。
テープとポリ袋も同梱されているので、これらを使って返送しましょう。
返送手順が記載された紙に従って行います。
まずは段ボールを開いて底板を入れましょう。
次に底をテープで補強するのですが、すごくやりずらいです。
キレイに張ろうと努力しましたが全然上手くいきません。
むかついたのでテキトーになりました。
製品をポリ袋に入れて段ボールに入れます。
余った袋の部分はきれいに畳みましょう。
最初は余った袋をテキトーに押し込みましたが、これだと次のステップがうまくいきません。
折りたたんだ袋をテープで止めます。
袋の端が見えてないと止められないので、きちんと畳む必要があるのです。
あとは段ボールを閉じてテープで止めたら完成です。
付属の伝票を張れば返送できる状態になります。
知らなかったけど、この伝票って裏がシールになってるんですね。
配送業者に取りに来てもらうだけ、それも面倒に感じる
返送の準備ができたので業者に取りに来てもらいます。
業者への連絡先は同梱されていた資料に記載さていますのでさっさと取りに来てもらいましょう。
と、言いたいですが共働きの私たち夫婦はなかなか家にいないので頼めません。
いまだに連絡すらしていない始末です。
結局、ヤマト運送の営業所に直接持っていきました
私は共働きなので平日に集荷に来てもらうのは現実的ではありませんでした。
結局、休みの日にヤマトの営業所に直接持っていく方が早かったです。
集荷の案内だけ書かれているので家に呼ばなきゃいけないと感じる人もいるかもしれませんが、そのままヤマトに持ち込んでも大丈夫です。
営業所の人も段ボールを見た瞬間に察してくれるので、すぐに対応してくれました。
持って行ったら伝票の控えを受け取るだけなので、いちいち電話するより楽に感じました。
リコールには対応すべき、でもめんどい
リコールには基本的に対応するべきです。
リコールにはそれなりの理由があって行われています。
家電リコールの基準
家電製品の製造事業者は、家電製品による事故の発生および拡大可能性を最小限にすることを目的としてリコールを実施する。
家電のリコールは事故が起きないように行われるものです。
対応が面倒だからとそのまま使用を続けると事故になる恐れがあります。
できる限り、リコールには対応しましょう。
どんなメーカーでもあり得ること
「リコールがあったからパナソニックは信用できない」となる人もいるかもしれません。
しかし、リコールというのは日立やシャープでも起こっています。
どんなメーカーでもリコールの可能性はあるのです。
むしろ、事故が起こる前に自ら問題点に気づきリコールを行ったという真摯な態度に好感が持てます。
リコールはメーカーにとっては損ですから、問題があっても隠そうとする可能性もあるので、リコールがあった=信頼できないメーカーとはなりません。
お互いに面倒だけどやるしかない
今回初めてリコールに対応しましたが、本当に面倒に感じました。
しかし、対応するメーカーも面倒なハズです。
向こうも安全のために損をしていると考えると、嫌いにはなれません。
何よりも安全が大事とするのが今のご時世です。
安全な社会の為にもお互いに助け合う気持ちで行えば、悪い気はしないはずです。
買ってよかった家電
衣類乾燥除湿機もランクインしている買ってよかった家電ランキングを公開しています。
共働き視点での評価ですので、同じ環境の方は参考に見てみてください。