家を購入するにあたって、キッチンにビルトイン食洗機を導入しました。
食洗機は時短家電としてずっと欲しかったし、どうせならビルトインタイプが良いと思い、家を買うこのタイミングまで我慢していた家電です。
今回の記事では、食洗器は実際に時短家電として便利なのか、設置型とビルトインのどちらが良いと感じたのかを書いていきます。
食洗機は私とヨメちゃんで評価が変わる家電で、メリット・デメリットをきちんと理解してから購入しないと満足できない可能性が高いです。
食洗機を買うならビルトインが見た目は良い

置き型の食洗機は結構なスペースを取ります。
大きいほど洗える食器が増えるので、大きさは大事です。
でも、キッチンの作業スペースはできるだけ広い方が良いし、狭くしたくありませんよね?
そんな悩みを解決するのがビルトインタイプです。
キッチンの作業スペースは奪わないし、見た目もスマートで存在感を感じません。
ビルトイン食洗機の後付けは可能
ビルトイン食洗機はキッチンを購入する時に付けるのが一番王道な流れだとは思いますが、後付けも可能です。
ただし、キッチンの収納の一部を削る形になりますので、賃貸では諦めるしかないと思います。
その場合は、設置場所を工夫して置き型の食洗機を導入するのがおすすめです。
ビルトインを後付けするのに掛かる費用は
- 作業料
- 食洗機の価格
で決まりますが、作業料はだいたい5万~8万円ほどかかるようです。
本体価格は新しくキッチンを購入するのと値段は変わらず、選ぶものによって大きく変わります。
インスタで人気な海外製のミーレはかなり高価で、安いモデルで30万円ほどします。
日本の有名メーカーは15万円くらいからです。
深型がおすすめ
ビルトイン食洗機にはサイズが存在し、どのメーカーも浅型と深型があります。
深型の方が単純に洗える数が増えますが、価格も上がります。
高価でも深型が価格に見合う価値があると感じる理由は、調理器具を洗えるからです。
正直、お皿をたくさん洗うだけなら浅くても大丈夫です。
ただし、深くないとフライパンや鍋を洗えません。
どうせならすべての洗い物を食洗機で済ませたいので、深型をおすすめします。
ビルトイン食洗機のメリット

ビルトイン食洗機のメリットは数多くあり、置き型でも同様のメリットが受けられる点もあります。
というか、ビルトインだけのメリットは見た目がスッキリ&作業スペースを削らない点です。
他のメリットは置き型であろうと得られるメリットですので、タイプを問わず食洗機の購入を検討されている方は参考にされてください。
- 見た目がスッキリ
- 時短できる
- 洗浄力が高い
- 手洗いしづらい食器も簡単
- 高温で除菌効果もある
- 手荒れ防止になる
- 節水効果がある
今時の便利な家電はとにかく時短が重視されます。
時短家電3種の神器に入る食洗機はかなり便利な家電です。
ただし、人によって合う合わないが大きい家電だと感じていますので、メリットとデメリットを把握して購入を検討されてください。
見た目がスッキリ

ビルトインにだけあって置き型にはない唯一のメリットが見た目の良さです。
完全にキッチンの収納に収まるので存在感がまるでありません。
キッチンの作業スペースは多ければ多いほど良く、アパートの時は調理用のテーブルを別に置いていました。
新築の注文住宅では、キッチンがアパートの時より広いものの、何か物を置くと窮屈に感じてしまいます。
できる限りキッチンのスペースを減らしたくないのであれば、ビルトイン一択です。
時短できる

時短家電3種の神器はロボット掃除機・ドラム式洗濯機・食洗機となっており、食洗機の時短がいかに便利かを物語っています。
予洗いがいらないとは言えませんが、手で全部の食器を洗うより手間がかかりません。
家族が多いほど恩恵は大きいはずです。
自動で洗う時間は手洗いよりもかかるのですが、人が関わってる時間(皿を洗う時間)はほぼなくなります。
洗浄力が高い

「食洗機は自動で洗ってくれて時短になる」という部分に注目されがちですが、洗浄力も手洗いより高いです。
なぜなら、手洗いでは使えない強い洗剤を使えるからです。
人の手で洗うと、どうしても人の皮膚に影響がない強さにする必要があります。
人の手にも油はあり、落としすぎるとトラブルになります。
食洗機は人の手が触れないので、洗剤が本気で油を落としに行けるんです。
手洗いしづらい食器も簡単

皿に限らず、フライパンや鍋等の凹凸があるものは人の手洗いだとスポンジが入りづらく、洗うのが大変です。
食洗機は強い洗剤を食器に当ててくれるので、手で入りづらいような部分も洗ってくれます。
高温で除菌効果もある

風をひいた時になぜ熱が出るかを知っていますか?
熱で菌を殺せるからです。
それは人の体以外でも同じで、高音で除菌を行うことができます。
食洗機は水も高温だし、乾燥もかなりの熱があるので手洗いよりも菌を殺せる確率が高いです。
除菌効果の為に手洗いした後に乾燥だけ食洗機を使用する家やお店も多くあります。
手荒れ防止になる

洗剤で手が荒れる…
寒い日に手洗いするとあかぎれやサカムケを起こす…
という方もいるはずです。
私もゴム手袋を使用して食器洗いをしていましたが、そもそも自分で洗わなければこのようなトラブルは避けられます。
トラブルを感じていない方でも、洗剤はできるだけ触れない方が肌に良いのです。
手の見た目を気にするのなら、食洗機は超おすすめです。
節水効果がある

人の手で洗って、ずっと水を出し続けるより食洗機の方が節水になります。
一度に多くのお皿を流せるのでコスパが良いです。
水道代なんてたかが知れていますが、少しでも安くなるなら安くするべきです。
実際に使用してみて、水道代はアパート暮らしの頃と変わらない金額になっています。
大きな差はなくとも、同じ金額払うのであれば楽をしたいハズです。
ビルトイン食洗機のデメリット

食洗機は時短家電3種の神器と言われるほどの便利家電ですが、実は賛否両論で必要なかったと感じている人も多くいます。
ビルトイン食洗機は何がダメなのかをご紹介します。
- 本体代が高い
- キャビネットの収納が減る
- 意外と入る食器が少ない
- 対応していない食器がある
- 苦手な汚れがあり、予洗いが必要
- 時間がかかる
- メンテナンスが必要
私としても、購入するなら深型とかの大きいタイプじゃないと逆に不便になるだろうと感じています。
お金は掛かりますが、どうせ購入するなら大きいタイプにするべきです。
本体代が高い

ビルトイン食洗機は値段が高めで、さらに工事費も掛かります。
インスタとかで人気な「ミーレ」など海外の物になると更に高いです。
ビルトイン食洗機の工事費
作業料 5~8万
日本メーカーの価格
15万~
海外メーカーの価格
30万~
キャビネットの収納が減る

ビルトインはキッチンのキャビネット部分に取り付けるので、本来収納棚であった部分を占領してしまいます。
ですが、見た目はスッキリするのでビルトインがオススメです。
キッチンの収納を全部埋め尽くすほど調理器具が多い方には不満に感じるかもしれません。
意外と入る食器が少ない

食洗機は思っているより食器が入らないと感じると思います。
我が家の三菱の深型タイプでも、4人分洗えるとされていますが調理器具まで含めると微妙です。
もちろん、上手く並べることができればしっかりと食器が入るのですが、綺麗に並べるのが結構難しいです。
説明書に見本やコツは書いてありますが、そこまで考えて置くなら手で洗った方が早く感じる方もいるでしょう。
入りにくい形の食器もあるので、時短家電なのにズボラな方にはあまり向かず、きちんと使いこなせる人向けな家電だと思います。
対応していない食器がある

食洗機NGな食器が調理器具も多くあります。
材質や塗装によってダメになってしまうので、今まで食洗機を使用していなかった方は、実は洗える食器が少ない可能性もあります。
ドラム式洗濯機と同様に、買う物を家電に合わせる必要が出てきてしまうので、めちゃくちゃお洒落なお皿とかは使えなくなってしまいます。
洗ってみたら問題ないパターンもありますが、ほんとにボロボロにしてしまうケースもあります。
この後ご紹介しているので是非見てみてください。
苦手な汚れがあり、予洗いが必要

食洗機でよく聞くマイナス評価が、予洗いが必要なことです。
結局流す必要があるのなら、そのまま手で洗った方が早く感じることもあります。
苦手な汚れは何かというと、こびりついた汚れです。
お米とかチーズとかの擦らないと取れない汚れは苦手になります。
油汚れに関しては、洗剤によって落としやすくなったりするので割と大丈夫です。
時間がかかる

時短家電ですが、人が作業する時間を短くするだけで、皿が洗い終わるまでの時間は結構かかります。
だいたい洗いから乾燥までで4時間程です。
ほっとくだけなので私は気になりませんが、すぐに食器を片付けたいのであればデメリットになります。
メンテナンスが必要

どの家電でも言えますが、便利だから何もしなくて良いわけではありません。
食洗機の場合は、洗い落とした食べかすが食洗機内に残ってしまうので、週1とかの頻度でも良いので取り除く必要があります。
ある程度放置しても実は問題なかったりしますが、食洗機のパワーを振るに使うにはきちんとメンテナンスしましょう。
手入れを放置して汚れが残り続けると、ニオイの原因に繋がるかもしれません。
良く言われていたけど、感じなかったデメリット

ネットでデメリットとして紹介されていたけれど、気にならなかったものがあったのでご紹介します。
気にならなかったのは以下の3点です。
- 熱排気が出る
- 電気代や水道代がかかる
- 音がうるさい
熱排気はもちろん出ますが、だからなんだ程度の感じです。
電気代や水道代も高くなったとは感じていません。
音に関してはテレビも何もつけていないと聞こえてきますが、それでもうるさくは感じていません。
私が使用しているのは三菱のビルトイン食洗機ですので、他のメーカーの物だともしかしたら気になるのかもしれません。
ビルトイン食洗機の寿命

どんな家電にも寿命は訪れますが、ビルトインタイプは簡単に買い替えられる家電ではありませんので、寿命が気になるところです。
ビルトイン食洗機の寿命はおよそ◎年と言われています。
国内メーカーと海外メーカーでのおおよその寿命は以下の通りです。
置き型食洗機の寿命と価格
ビルトイン食洗機と置き型食洗機の寿命と価格の差が気になる方もいると思いますので、調べてみました。
サイズの幅がたくさん用意されているので、ビルトインの深型と似たようなサイズ感の物で比べます。
価格 ビルトイン15万~ 置き型2万~
寿命 ビルトイン10年程 置き型5~7年程
置き型は小さいモデルが多いです。
総合的に見て、私はビルトインがスペース的にも見た目的にも良いと思うので、ビルトインがおすすめです。
食洗機におすすめの洗剤

食洗機の洗剤は固形タイプと粉タイプがあり、それぞれにもかなりのラインナップがあるので悩むはずです。
私もまだ3つしか使用していませんが、実際に使って見た感想を簡潔にご紹介します。
フィニッシュは微妙
三菱の取り扱い説明書に推奨の洗剤として書かれていた固形タイプの洗剤です。
何を買えば良いかわからず、とりあえずメーカー推奨のフィニッシュを買いましたが、油落ちがJOYより悪いです。
あと、近くのスーパーに売ってなかったのも理由で使わなくなりました。
固形のJOYが最強なのか?
次に使用したのがJOYの固形タイプの洗剤です。
手洗いの頃からJOY信者だったので、次に買うならJOYだろうということで購入しました。
フィニッシュよりも油汚れ落ちが良く、今のところこれが一番良かったなと感じています。
固形タイプの洗剤は置くだけで良いので楽ちんでオススメです。
キュキュットの粉タイプ
JOYで決まりかと思いましたが、粉タイプの洗剤も使って見たかったので、キュキュットの粉タイプを購入してみました。
汚れ落ちに関してはフィニッシュのような不満はなく、しっかり洗えています。
しかし、粉タイプは毎回スプーンで測って入れるのが面倒に感じます。
私が悪いんですけど、結構こぼします。
値段的には粉の方が量を調整できるので安くできると思います。
絶対に食洗機用の洗剤を使うこと

手洗いの頃に使用していた洗剤があるからと言って食洗機には使わないでください。
手洗いの洗剤は泡立ちが良くできているので、食洗機で使うと庫内がアワアワになってしまい、最悪壊れます。
きちんと食洗機用の洗剤を用意しましょう。
食洗機で洗えない食器を洗うとどうなるのか

食洗機に合わせてすべての食器を買い替えるという方は少ないでしょう。
実際、我が家もそれまで使用していた食器はそのまま使用しています。
洗ってみると、対応しているかわかってないお皿とかでもきちんと洗えるので、ほとんど問題ありませんでした。
何に問題が起きたかというと、タイガーの水筒です。
塗装がパラパラ剥げる

水筒そのものが変形するような事は起きていません。
問題は塗装です。
指で簡単に剥げるほどパラパラになります。
剥げるくらいなら良いかと思って使用を継続していますが、普通に使ってもパラパラ落ちてきて机とかに溜まるのでうざいです。
いま所有しているものは仕方ないですが、食洗機購入後はきちんと食洗機対応の物を購入しましょう。
食器を洗う手間からの解放を見た目良く

食洗機を使用してからは食器洗いへの面倒な気持ちが軽減し、苦に感じなくなりました。
ご飯を食べ終わった後はスムーズに食洗機へ入れていく作業に移れるので、前みたいに食器を放置してしまうことはありません。
めちゃくちゃ便利なのですが、設置位置が一番の課題で、ビルトインが一番良い解決策です。
ビルトインにできない理由がない限りはビルトイン食洗機で間違いありません。
買って良かった家電ランキング
買って良かった家電を人生の中からTOP10までに絞ってご紹介しています。
長ったらしくアレコレ紹介していないで本当に良い物を教えてくれって方に向けた記事ですので、興味があれば是非。
