評価:3
以前から買ってよかった家電に挙げているのが空気加湿清浄機です。
乾燥肌なことと、冬場の喉が渇いて痛くなるのが大嫌いで寝室に空気清浄加湿機を設置していました。
アパートの時から使用しているシャープの空気清浄加湿機を今の家でも寝室に置いていますが、家にいるときに滞在時間が最も長いのがリビングです。
リビングで寝落ちすることも多い私は冬に喉を痛めてしまい、速攻でリビングの畳数に対応できる空気清浄加湿機をポチりました。
以前からダイキンの空気清浄加湿機が気になっていたので、迷ったのは畳数のみで、スムーズにダイキンの「MCK905A-T」に決まりました。
空調において最強のイメージがあるダイキンの空気清浄加湿機、その中でもハイグレードモデルにあたる「MCK905A-T」の使用感を記事にします。
見た目も良いし機能も文句なしで、今まで使用していた2万円の型落ちシャープ空気清浄加湿機よりも高性能ぶりを体感しています。
しかし、上位機種の宿命ですがコスパは良くありません。
購入を検討されている方はぜひ参考にされてください。
リビングに空気清浄加湿機が欲しくなり、ダイキンの上位モデルを購入

空調と言えばダイキンというイメージを持っており、以前から気になっていたダイキンの空気清浄加湿機を購入しました。
今回は上位モデルにこだわったわけではないのですが、リビングの畳数に対応したモデルを選んだ結果、上位モデルになりました。
上位モデルは割高感があるもの、自分も家族も客人も見るリビングの家電なので見た目の良さに大満足しています。
MCK905A-Tは大風量と省スペースを両立した上位モデル

ダイキンの空気清浄加湿機としては最上位に位置するモデルです。
これより高価なモデルは加湿&除湿までできる唯一のプレミアムモデルだけになります。
細かい特徴は公式サイトを参照していただくとして、このモデルの大きな特徴が以下の点です。
- 適用床面積 41畳
- 大風量でも省スペース(A3用紙ぐらいの設置面積)
- 部屋の汚れに合わせて多彩な気流を自動制御
- ツインストリーマで2倍のパワー
- TAFUフィルター採用
- 加湿量 業界初の1050ml/時
- 上質な木目デザイン
空気清浄加湿機を購入するうえで最初に気にしてほしいのは適用床面積とフィルターです。
適応床面積はきちんと確認して、設置したい部屋面積以上に対応できるものを選びましょう。
力不足ではもったいないですので少し余裕を持たせた方が良いです。
フィルターはHEPAフィルターorTAFUフィルターのものを選んでください。
交換の頻度が10年に1度になるので、基本的にどのメーカーも上位機種はこれらのフィルターを使用しています。
ダイキンのストリーマの特徴

ダイキンの空気清浄機の特徴がストリーマです。
細かく検証するのは個人レベルでは厳しいのですが、ダイキン公式のによると「吸い込んで酸化分解するダイキン独自の方式」とのこと。
その効果は100000℃の熱に匹敵するらしく、人間が菌を殺すために発する熱が高くて40℃と考えるとバケモンですね。
アクティブイオンというものも搭載のダブル方式とのことですので、細かい内容が気になる方は公式サイトをご確認ください。
ツインストリーマはこの効果が2倍ってことらしいのでやばいです。
リビングの畳数に合わせると価格帯が高い

ダイキンに限らず、適用床面積が大きいほどどのメーカーの空気清浄機は高くなります。
加湿になるとさらに顕著で、木造住宅にはかなりのパワーが求められるので、どうしてもお金がかかります。
木造住宅の加湿のスペックを確認して購入しないと、力不足になってしまうので注意してください。
一軒家の目安として17畳以上の加湿に対応している主要メーカーの空気清浄加湿機を値段とともに下記で紹介します。(価格は2025/6月時点の価格.comの最安値)
- ダイキン MCK905A 17畳 7万~
- シャープ KI-TX100 19畳 9万~
- パナソニック F-VXW90 15畳(これが最大) 6万~
メーカーごとで同じ畳数対応の機種がないので比較しづらいですが、適用床面積に応じて価格が上がっているのがわかります。
6畳くらいの寝室とかならシャープの型落ち品の2万円で十分ですので、コスパは良くなく手が出しづらい家電と言えるでしょう。
寝室や個室の6畳くらいならコスパ最強はシャープだと思っていますので、個室用に考えているなら以下の記事をご参考にどうぞ。

ダイキン「MCK905A-T」の良い点

当時9万円で購入したダイキンの高級モデル空気清浄加湿機を実際に使用していて良いと感じている点をご紹介していきます。
- 見た目がおしゃれ
- 本体左右に吸気口がある
- アプリから部屋の状態を確認できる
- 水タンクが給水しやすい
- めちゃくちゃ加湿性能高い
- 湿度が本体に表示される
- ロック機能あり
見出しだけ見ると微妙に感じるものもあるかもしれませんが、毎日使う家電なので細かな点が大きな差になると感じました。
この機種を購入したせいで、寝室のシャープの空気清浄加湿機に不満を持つようになってしまうほどです。
見た目がおしゃれ

他メーカーの同ランク機種と比べると、ダイキン機種の見た目に目が行きます。
家電でありながら木目調デザインが採用されており、その木目調も存在感が控えめになっていて上品です。
特に、リビングに設置するのであれば多くの人の目に触れることになりますので、見た目の良さは重要だと感じました。
ウッドな感じの床や家具は多くのおうちにあると思いますが、それらとうまく調和しやすいデザインなので部屋の雰囲気が気になる人におすすめです。
ちなみに設置サイズも機能性のわりに省スペースで、設置面積はA3用紙ほどです。

横に広いよりも縦に長いほうが設置できる箇所が増えるのでこちらも良い点に感じました。
本体左右に吸気口がある

空気清浄機を購入するときに吸気口の位置を気にしていますか?
初めて購入する方はあまり気にしていないんじゃないでしょうか。
私も1台目となるシャープの空気清浄加湿機を購入するまで気にしていませんでした。
しかし、この吸気口の位置は結構重要に感じていて、吸気口から空気を吸うのですからできるだけ部屋全体から吸ってほしいですよね。
2万円で購入したシャープの空気清浄加湿機は吸気口が背面となっていて、ずっと壁から空気を吸い続けている感じでした。
背面から吸うと本体と壁の間に空間が必要になるのもデメリットです。

ダイキン「MCK950A-T」は本体下部の左右に吸気口があるのでより効果的に部屋の空気を吸ってくれていると感じました。
今年から我が家にいる猫の毛の吸い込み量がかなり差があり、ダイキンの方はすぐに毛だらけになるので、「こいつがいないとこれだけの毛が待ってるのかよ」と恐怖します。

背面の空間を気にしなくて良いし、本体も四角いので無駄なスペースができません。
水を扱う家電ですので、壁べったりつけるのがカビの原因になるかもしれませんので注意してください。
アプリから部屋の状態を確認できる

スマホアプリと連携し、リアルタイムで部屋の空気状態を確認できます。
この機能に関しては他メーカーの同ランク機種にもある機能ですので、ダイキンの良いところって感じではありませんが便利なのでご紹介します。
部屋の温度・湿度はもちろん空気質(どんな汚れが多い状態か)を見ることができます。
空気質に関しては、「あ、花粉増えてきたなー」程度にしか見ませんが、温度・湿度が見れるのは結構便利です。

我が家には猫がいるので温度は気になるし、木造住宅ですので湿度が高いのもカビが繁殖してしまうので気になります。
部屋の状態を確認しながら外出先からでも空気清浄加湿機の操作ができるので結構活用しています。
水タンクが給水しやすい

加湿機である以上、タンクへの給水作業は必ず発生します。
冬なら毎日やるレベルで発生します。
毎日の家事が増えると考えると、時短大好きな私としてはマイナス要素です。
ダイキン「MCK905A-T」はタンクへの給水が簡単で、タンクにはフタなどはありません。
本体から取り出したら蛇口の下に置いて水を出すだけです。

さらに本体から半分だけ出した状態でも給水が可能です。
この場合、ペットボトルなどに水を汲んでくる必要がありますが、タンクを持ち運ぶより軽いし、ちょっとだけ補給が気軽にできます。

寝室で使用しているシャープの空気清浄加湿機は本体から取り外して、ふたを開けて、水を入れて、ふたを閉めて、という流れになるので今までは不便に感じていなかったのに急に不便に感じ始めました。
めちゃくちゃ加湿する

我が家のリビングはすべてのスペースを含めると20畳ほどの木造住宅です。
冬場は乾燥するし、リビングという広い部屋で使用するので最初は加湿を最大設定(多め)にしていました。
そしたらもう湿度70とか超えていくんですよ。
70超えはカビのリスクが怖いのでやりすぎです。
十分に加湿できる性能を持っていますので、加湿機としても期待したい方には超おすすめできます。
湿度が本体に表示される

アプリと連携できるところでも話しましたが、湿度って意外と見るんですよ。
ダイキン「MCK905A-T」は本体ディスプレイに湿度が表示されるので、湿度を見るだけならスマホアプリを開く必要もありません。
この記事を書いているのが梅雨時期なんですけど、湿度が高すぎることにすぐに気づいてエアコンを除湿運転できるので助かっています。
少し離れた位置にSwitchBot Hub2を置いていて、そこでも湿度が見れるようにしていますが、どちらも同じくらいの湿度を表示しているので精度も問題ないです。
ロック機能有

本体上部のインターフェースで空気清浄と加湿の設定を行うのですが、ボタンを押すだけの簡単操作ですので気軽に設定変更できます。
子供やペットがちょっと触っただけでも変更可能です。
我が家の猫はキャットタワーと勘違いしているのか本製品の上によく登ってしまいます。
上を歩くだけで設定が変えられてしまうのです。
正直、購入前はそんな心配していなかったのですが、設定のロック機能があったため助かりました。
ペットや小さいお子さんがいる家庭なら重宝する機能ですが、いたずらする子がいないならロックしないことをおすすめします。
ロック解除しないと設定変更や電源オンオフが行えないので不要ならしないほうが手軽に扱えます。
ダイキン「MCK905A-T」の悪い点

ダイキンの「MCK905A-T」を実際に使用していて不満に感じた点をご紹介します。
- 価格が高い
- 給水しても反応してくれないことがある
- 掃除タイミングを教えてくれない
もしかしたらうまく扱えていないだけで、上記の不満点を解消する方法があるのかもしれませんが、現状は不便に思っています。
価格が高い

今でこそ7万円くらいですが、たまたま発売されてすぐのタイミングだったこともあり9万円で購入しました(急ぎで欲しかったので安いところを探したりもしていません)。
加湿機の機能は効果を感じやすいのですが、空気清浄機能って効果を感じづらいです。
購入して電源を付けたら「お、空気良くなった」とは感じない人がほとんどだと思います。
実際にはかなりきれいにしてくれているのでしょうが、ニオイや花粉は空気が悪くならないと感じ取れないので、ずっときれいだとわかりません。
体感で感じずらい効果に高価な家電を買うのは満足感を感じづらいです。
給水しても反応しないことがある

タンクに水を補給する際、電源をオフにしてからタンクを取り出して給水しています。
タンクに水を入れて本体に戻し、電源を入れても再び給水してくださいというエラーメッセージと音がなります(本体からはピピーという音でアプリにはエラーメッセージ)。
再び電源を落としてからオンにすると解決するのですが、2回~3回ほどオンオフを繰り返します。
給水してから少し待って電源をONにすれば良いのかもしれませんが、それでも不便に感じてしましますよね。
電源をオンにして2秒くらいで加湿フィルターが動かなかった時点でエラー確定ですので、「あ、エラー出るからまだ動かない方が良いな」とわかるのが幸いです。

電源オンにしてほかの場所に移動し始めてからエラー音が鳴るのならさらにストレスを感じていたでしょう。
掃除タイミングを教えてくれない

2万円で購入したシャープの空気清浄加湿機はおそうじランプがついているので、ランプが点灯したら本体フィルターの掃除を行います(月1ほど)。
ダイキンの「MCK905A-T」は今のところそのようなお掃除タイミングを知らせる機能がありません。

もしかしたら半年使用してもお掃除ランプが点灯しないくらい優秀なのかもしれませんが、そもそも本体にそれらしいランプがありません。
アプリにもそのような項目は見つけられませんでした。
水を使用する家電でお手入れ不要ってことはないと思うし、実際に見た目で汚れていることがあります。
自分で月1の頻度で掃除すれば良いのですが、教えてくれても良いのになと感じました。
空気清浄加湿機の価格による違い

実際に2万円と9万円の空気清浄加湿機を使用して感じた違いをご紹介します。
- 対応畳数
- UIの使いやすさ
- アプリ対応
- 水タンクの扱いやすさ
- デザイン性
メーカーでの違いは清浄や加湿の原理の部分で、上記の特徴はどのメーカーでも高価格帯になるほど良くなると感じました。
対応畳数

はじめに触れましたが、広い部屋に対応している空気清浄加湿機ほど価格が高くなります。
加湿機能で比べればさらに顕著に差が出ます。
これによってどのメーカーで購入するにしても、設置したい部屋の大きさで購入するモデルがある程度決まってしますのです。
リビングに設置する場合はどうしても高価なモデルを選ぶことになります。
UIの使いやすさ

価格が高いほど操作パネルや液晶の情報がわかりやすくなると感じました。
特に液晶が顕著で、湿度を表示できる点が大きいです。
湿度を測るものがない寝室で2万円の空気清浄加湿機を使用していますが、加湿する必要ないように感じるジメジメ感でも加湿を始めることがあります。
湿度が目に見えているとやりすぎなのもわかるのでありがたいです。

また、操作をするうえでも設定が細かく分かれていたり、視覚的にわかりやすく感じます。
そもそも2万円の方は湿度が60%固定で変更できません。
アプリ対応

高いモデルほどアプリに対応している可能性が上がります。
安いモデルほどアプリに対応していない可能性が上がります。
水タンクの扱いやすさ

ダイキン「MCK905A-T」の良い点で触れましたが、給水タンクの扱いやすさはかなり差を感じています。
ふたの開け閉めや、給水自体の手軽さに差が出るので毎日使用する家電としてストレスフリーなのは大きなメリットです。
タンクは若干大きいくらいですが、給水ランプが点灯する頻度は2万円の方が多いです(夏でも毎日くらい)。
そもそもの湿度センサーの差や湿度設定ができる差で給水頻度すら少なく済むのも高価な空気清浄加湿機の利点に感じました。
デザイン性

空気清浄加湿機に限らず、どのメーカーのどんな家電も高価になるほどデザイン性に差をつけてきます。
安いモデルをわざと見た目悪くしてるんじゃないかと感じるくらいです。
デザイン性でいえば今回ご紹介しているダイキン「MCK905A」の木目デザインか、価格高めだけど凄そうなエアドッグ(10万超え)が良く感じました。
ほかのメーカーでも同じメーカーの機種なら高価な方が見た目良いです。
畳数が第一、機能と見た目が第二。でもコスパは安いモデル

健康管理の面で大きく貢献してくれるのが空気清浄加湿機です。
健康でいれば病院代はかからなくなるし、健康的=美容に良いのがおすすめポイントです。
購入する際は設置する部屋の畳数に対応していることが第一で、次に見た目かなと感じました。
やることは空気清浄と加湿ですので、頻繁に設定を変える必要はないのでUIの良さはほどほどで良いかなと思います。
お金をかければ満足できるかと言われたら微妙で、寝室に置くだけとかなら安いモデルで十分に感じました。
空気清浄加湿機はとても良い家電ですが、水を使って加湿するので掃除を放置すると逆に不衛生になってしまします。
以前に掃除についてよくわかっていなくて空気清浄加湿機が逆に健康を害してきた実体験の記事がありますので興味があったらどうぞ。

買ってよかった家電
共働きが買ってよかったと感じた家電を生涯でTOP10にまとめた記事がありますので、よかったら参考にされてください。
便利な家電が多くある中で10個に厳選しているので、やたらたくさん紹介している記事より参考になるはずです。

上記記事は随時更新していきます。