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ダイソンのフィルター互換品を買ってみた!純正との違いや問題点を検証

ダイソンの空気清浄機 互換品のフィルターを買ってみて違いを検証
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もーたろす
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実家を出てからずっとダイソンの扇風機を使用している、もーたろすです。

ダイソンの扇風機は1台で空気清浄機・扇風機・ヒーターと3役をこなせるので、1年中活躍できる&置き場の省スペース化にもなり、かなり良い家電です。
そんなダイソンの扇風機の最大のデメリットとして純正フィルターの価格が高い点が挙げられます。

1年に1回交換が必要で価格が7000円超えなので、本体だけでも高価なのに維持費も高価になってしまいます。
同じ悩みを持つ人が多いのか、Amazonや楽天では非純正の互換フィルターがたくさん出品されていますよね。

もちろん純正の方が良いのはわかっているけれど、どうにかランニングコストを抑えたい方は互換品を使うことをどうしてもかんがえてしまうでしょう。
今まで純正フィルターを購入していた私が互換品フィルターを購入してみました。
実際に使用して感じた純正フィルターと互換フィルターの違いをご紹介します。

購入した互換フィルター

購入したダイソンの互換品フィルター

今回購入したのはAmazonで検索して上位に表示されていたもので、JORAIRというブランドのものです。
JORAIRは様々な空気清浄機や掃除機のフィルター互換品を取り扱っており、下手なブランドよりはフィルターの扱いに長けていそうに感じたので選びました。

また、口コミは良い内容も悪い内容もあり、逆に信用できました。
小細工をかけてくる変なメーカーはサクラを雇っているかのように良い内容ばかりですからね。

(商品名がわからないので、以下「JORAIRのフィルター」とします)

純正の半分以下の価格

貯金

今回購入したJORAIRのフィルターは価格が3664円(Amazonプライム会員価格)です。

純正のフィルターは7700円しますので、半額以下で購入できます。
ダイソンのフィルターの交換目安は1年ですので、毎年コストに倍の差が出るのはお財布に優しいのではないでしょうか。

フィルターの種類としては純正と同じ「一体型リサイクルガラスHEPA・活性炭フィルター」です。

商品の中身

JORAIRのフィルターの外装

JORAIRのフィルターは明らかにコストがかかっていないイラスト無しの白い段ボールが箱になっていました。
公式のようにかっこよい商品イラストはありません。

ホットアンドクールのフィルターの外箱純正フィルターの外装はこんな感じ

JORAIRの気になる中身は以下の4点です。

  • フィルター1セット
  • 掃除用ブラシ
  • 説明書
  • 保証書
ダイソン互換フィルターの中身フィルターの他にブラシや説明書が付属

フィルター本体のほかに掃除用のブラシが付いてくることは商品ページでわかっていました。
ブラシの他に交換ランプの消し方が書かれた説明書保証書も入っていました。

JORAIRのフィルターの説明書取り付け方から交換ランプの消し方までしっかり記載されていました

掃除用ブラシがどれくらい効果があるのかについては純正のフィルター交換記事の方で追記しておきます。

ダイソンの扇風機「ホットアンドクール」とそのフィルター
ダイソン扇風機のフィルター交換しないとどうなる?掃除して再利用は?ダイソンのホットアンドクールでフィルターを購入から交換までの流れを解説しました。また、あわよくば交換せずに済む方法が無いかについてもご紹介しています。...

保証書は私は今後も使用しない可能性が高いですが、互換性を買うのが怖いと感じる方にはありがたいサービスですね。

互換品JORAIRのフィルターの保証書保証書はあった方が安心

純正と互換品でフィルターの違いを比較

純正と互換品のフィルターの違い

今回購入した互換品のJORAIRのフィルターはダイソン純正の半額以下で買いました。
では、その価格差はどこにあるのかを見て行きます。

「フィルターはとても細かい目で作られるので、目で見てわかる差なんてないだろう」と思いますよね。
目で見てわかる違いがしっかりありました。

フィルターの作りの違い

純正と互換品のフィルター部分の違い

今回購入したJORAIRのフィルターはダイソン純正と同じく「一体型リサイクルガラスHEPA・活性炭フィルター」とされていました。
HEPA・活性炭フィルターは他メーカーの空気清浄機でも取り入れられており、目で見ただけで良いフィルターだとわかるものではありません。

ですので、もしHEPA・活性炭フィルターじゃなくても私は正直わかりません。
ですが、目で見てわかる違いがありました。
網目のネットです。

ダイソン純正フィルターのフィルター部表面にネットのようなものがある

これはダイソン純正が特殊かと思いますが、純正フィルターには網目のネットのようなものが表面にあります。

JORAIRのフィルター部互換品にはネットがない

私は他にもダイキンの空気清浄機などでHEPAフィルターを使用していますが、このような網目はありません。
JORAIRのフィルターがHEPAじゃないわけではなく、ダイソン純正がさらに良いように作られているのではないかと感じました。

細かい違いですが、フィルター本体に記載されている文字にも差があります。

ダイソン純正と互換品JORAIRのフィルター本体のテキストの差純正は色々な文字が書かれています

純正にはさらにワンランク上のフィルターがある

純正のフィルターは普通のものでも高価ですが、さらにワンランク上のフィルターが存在します。
その名も「一体型リサイクルガラスHEPA・K-カーボンフィルター」です。

価格は7700円→8800円に上がりますが、1.5倍の二酸化炭素を除去できるとのことです。

コスパが良いかと言われたらそんなことはないと思いますが、できる限り良い空気を求める方には良いかもしれません。

互換品は個体差がある

互換品JORAIRのフィルターの個体差

フィルターは2つで1セットですので、今回購入したJORAIRのフィルターも1セット(2つ)入っています。
この2つで個体差がないか見比べたところ、取り付けや取り外しの時に押す部分に多少の差がありました。

互換品JORAIRのフィルターの個体差は押す部分丸い部分の高さが少し違います

若干高さが違います。
本体への付け外しでは差は感じませんでした。

互換品JORAIRのフィルターをカバーに着けた写真カバー取り付けに差は無し

しかし、これ以外では目で見てわかるような個体差はありませんでした。
見た目上はしっかり作られていそうです。

純正との差もあまりわかりません。

ダイソン純正フィルターと互換品JORAIRのフィルターの差は見た目ではわからない見た目でわかる形の差はありません

互換品はサイズがピッタリではない

ダイソン純正と互換品JORAIRのフィルターをカバーに取り付けた写真

見た目では純正と互換品でサイズが違うようには見えなかったのですが、カバーを取り付けるとガタつきに差がありました。

純正はカバーにしっかり固定されており、触ってもガタガタしません。
互換品は結構動き、ガタつきます

互換品JORAIRのフィルターをカバーに着けた様子フィルター本体を触るとガタガタします

本体に取り付けるとフィルター自体を触れることはないので気になりません。
ガタつくということは隙間ができているという事です。
フィルターとして隙間が大きいのは除去機能に影響がありそうです。

清浄力の差に影響はあるのか

互換品と純正の洗浄力の差

空気清浄機として、空気中の汚れやニオイを取り除く機能性は重要です。

実際に取り付けて運転してみましたが、変なニオイがすることはありませんでした。

汚れをどれくらい取り除けるかは今後使い続けてみてから中を見てみたいと思います。
互換品の方がガタつく分の隙間があるので清浄力で劣りそうですが、実際に気が付くレベルの差なのか気になるところです。

もーたろす
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買ってすぐにわかることではないので、しばしお待ちを

センサーへの影響はあるのか

測定の環境

ダイソンの扇風機はセンサーで様々なものを測定して本体ディスプレイやアプリに表示してくれるのも大きなメリットです。
純正以外のフィルターでもセンサーの測定に影響が出ないのか気になると思います。

取り付けてまだ1週間弱ですが、今のところ差は感じていません。
今までと似たようなタイミングで空気が悪くなるので、センサー自体への影響は少なそうです。
気づくレベルの差はありません。

互換品を使うメリットとデメリット

考える

純正ではなく互換品を使用するメリットとデメリットを理解したうえで互換品を使用するべきです。
これらはフィルターに限らず、何にでも言える内容です。

互換品のメリット
  • 安い

互換品のデメリット
  • 本体が故障しても文句は言えない
  • 本来の性能が出ていない可能性

互換品のメリットは安いことで、他の面で純正に勝ることはほぼありません
純正が高価であるほど大きなメリットとなります。
純正を買えないからと交換しないくらいなら互換品でも交換した方が良いでしょう。

互換品のデメリットはとにかくメーカーが推奨しない製品を使っているということです。
壊れても純正を使っていない人が悪いし、製品の効果がなくなっても純正じゃないならメーカーは悪くありません。

とにかく安ければ良いという考えの方も世の中にはいますが、安いだけの製品を「コスパが良い」という考えは間違いです。
価格に対して性能で優れているものが「コスパが良い」のです。
100万円の製品でも150万円分の価値があるなら「コスパは良い」のです。

互換品の価格の安さのみで考えるのではなく、互換品でも十分な性能なのか、純正がそれだけの価値があるのかを踏まえて購入を検討されてください。

互換品フィルターを選ぶうえで気を付けたいポイント

検索する

互換品を買って失敗する最も典型的なパターンは安さだけで選んで全然使えないものを買ってしまうことです。
純正を買うのであれば何も気にすることなく購入できます。

価格を抑えるために互換品を買うと決めたのであれば、数ある互換品の中から良いものを選べるように考える必要があります。

HEPAフィルターであること

HEPAフィルターであること

世の中のちゃんとした空気清浄機は基本的にHEPAフィルターが標準になっています。

フィルター性能や寿命の面で良いものがHEPAフィルターというイメージかもしれませんが改めてください。
もはやHEPAフィルター未満はゴミ性能くらいに思って良いと思います。

互換品でもしっかりしているかの基準は、HEPAフィルターかどうかで判断しても良いでしょう。
また、HEPAフィルターと書かれていても本当に信用できるのかという点も踏まえて見て行くことになります。

価格帯

お金

互換品のメリットは安いことです。
互換品に性能を求めるあまり純正との価格差が1000円とかになるのなら純正買った方が良いでしょう。

結局のところ、互換品にはコスパを求めるべきなので、納得できる製品をできるだけ安く買うべきです。

口コミをしっかり見よう

評価

大手家電メーカーが販売する互換品があれば信用できるのですが、互換品を販売するメーカーは基本的にあまり聞かないメーカーです。
そのメーカーの製品が本当に説明通りの製品なのかは買わないとわかりません。

購入する前に信用できる製品か判断するには実際に購入した方のレビューを見るしかありません。
評判が良い製品かどうかを口コミから判断してください。

しかし、評価マックスで良い口コミしかない場合はサクラの可能性がありますので注意してください。
Amazonでもサクラレビューばかりの製品は存在します。

自己責任でしっかり選べるなら互換品は賢い買い物になる

うまく購入できれば賢い買い物になる

間違いなく安心できるのは純正のフィルターです。
何も考えずに買っても性能に問題なく安全な製品が購入できます。

互換品にはハズレも存在しており、購入するときは注意が必要です。
しかし、うまく購入できればかなりお得になります。

フィルターの期限が切れているのに何もしないのが最悪な選択肢です。
自分の考えや予算に合わせてフィルターを交換できるように検討されてください。

買ってよかった家電

ダイソンの空気清浄機は買ってよかった家電にランクインしています。
共働き視点でTOP10のみに厳選しているので、やたら大量に紹介しているサイトより参考になるはずです。
泣く泣くランキングから外した家電もある中で残った家電をぜひご覧になられてください。

共働きが買ってよかった家電ランキング
共働きが買ってよかった家電ランキングTOP10!2025年9月更新 アパートで同棲を始めてから今の戸建てでの生活で色んな家電を買い続けて4年が過ぎました。 不便に感じたら洗濯機も1年で買い替えた...

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